「プレミアタイトル経験なしの偉大な5人」を英選出 「最大のミステリー」の1位は?
リバプールでCLを制するも、リーグタイトルとは縁がなかったジェラードが1位
イングランドのプレミアリーグでは、これまでに国内外の多くのスター選手がプレーしてきた。しかし、選手として高い評価を受けながら、リーグタイトルには縁のない名手も数多く存在している。英メディア「Sportskeeda」は、そんな「プレミアリーグタイトルを勝ち取っていない5人の偉大な選手」をランキング形式で紹介している。
5位はトッテナムのウェールズ代表FWギャレス・ベイルだ。レアル・マドリードでUEFAチャンピオンズリーグ4度制覇の経験を持つ世界屈指のタレントだが、プレミアリーグではサウサンプトンとトッテナムのプレミア優勝経験のない2クラブでしかプレーしていない。
続く4位はウルグアイ代表FWルイス・スアレス(アトレティコ・マドリード)。2011年から14年までリバプールに在籍したが、タイトル獲得は11-12シーズンのリーグカップのみ。13-14シーズンにはリーグ優勝にあと一歩に迫ったが、2位で栄冠にはわずかに届かなかった。
3位は、トッテナムのイングランド代表FWハリー・ケインだ。ベイル同様にトッテナムでスターダムにのし上がったが、やはりプレミアリーグタイトルとは縁のないキャリアを過ごしている。
2位は、1996年から2003年にチェルシーでプレーした元イタリア代表FWジャンフランコ・ゾラだ。ロマン・アブラモビッチ政権前のチェルシーで、プレミア通算229試合で59得点42アシストという実績を残した小柄なファンタジスタは、FAカップを2度、リーグカップを1度獲得はしたが、マンチェスター・ユナイテッドやアーセナルが強さを誇った当時のプレミアでタイトル獲得は叶わなかった。
そして1位はリバプールのレジェンド、イングランド代表MFスティーブン・ジェラード(現レンジャーズ監督)だ。1998年から2015年まで17年間リバプールのトップチームでプレーし、2004-05シーズンにはUEFAチャンピオンズリーグのタイトルも獲得したが、プレミアリーグでは優勝を経験していない。
優勝に最も近づいた13-14シーズン、第36節チェルシー戦で自身のスリップから失点を献上。その試合に敗れてチームは2位に転落し、優勝を逃したという悲劇は今も語り草だ。記事では、「スティーブン・ジェラードのような驚異的な才能を持つ選手がなぜ(プレミアリーグの)タイトルを獲得できなかったのかは、プレミアリーグ最大のミステリーの一つ」と紹介されていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)