久保建英に「新たなレンタルの可能性」 来季去就に現地見解「レアルの目が近い」
今後の去就動向に「マルカ」紙が言及、ヘタフェでのレンタル継続の可能性を指摘
スペイン1部ヘタフェの日本代表MF久保建英は、国際Aマッチウィーク期間中にU-24日本代表戦に臨み、先月29日に行われたアルゼンチン代表との第2戦ではセットプレーから2アシストをマークする活躍を見せた。スペインメディアは「レベルを取り戻した」とし、来季も引き続きヘタフェでプレーする可能性にも触れている。
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久保はヘタフェでここ7試合中6試合で先発から外れているが、スタメン起用された直近のリーグ第28節エルチェ戦(1-1)では、移籍後初アシストをマーク。この流れでU-24代表としてアルゼンチン代表との2連戦に臨むと、先月29日に行われた第2戦で高精度キックを放ったCKから2得点を演出し、3-0の勝利に貢献した。
今季は、ヘタフェへの再レンタル前にプレーしていたビジャレアルでのシーズン前半戦を含め、本領を発揮し切れずにいる久保。復調気配を漂わせている直近のパフォーマンスに対し、スペイン紙「マルカ」は「クボの復活」と見出しを打ち「直近のタケ・クボはそのパーソナルな状況からサッカーレベルまで劇的に変化した」と指摘。記事ではU-24代表での活躍にも触れられ「ボルダラスのチームで定位置を占めるマルク・ククレジャとともに今回の代表戦ウィークで最も注目の(ヘタフェの)トップチーム選手となった」と綴られている。
シーズン終盤へ向かうにあたり、今後は久保の去就動向も注目を浴びることになるだろう。今季いっぱいまでのレンタル期間を終えると久保は保有元のレアルへ戻る形となるが、戦力として計算が立つかは未知数。レアルのフロレンティーノ・ペレス会長が「久保の復帰を望んでいる」と現地メディアで報じられていたなか、「マルカ」紙は「レアル・マドリードの目が非常に近い(同じマドリード州)ところにあり、条件が整えばコリセウム(ヘタフェ)での新たなレンタルの可能性がある」と、来季も残留する可能性を指摘した。
今季はビジャレアル、ヘタフェともに定位置を掴めておらず、大型補強も噂される来季のレアル復帰は現実的ではないとの見方もされている久保だが、まずは終盤戦の戦いにおいて少しでも評価を覆したいところだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)