バロンドール受賞者が多数! 「バルサ入り間近→レアル移籍」トップ5を英選出
バルサが本腰を入れていれば、メッシとロナウドが共闘していた可能性も
第2位は、5人の中で唯一、バロンドールを受賞していない元ドイツ代表MFメスト・エジルだ。レアルは1100万ポンド(約16億8000万円)の移籍金で獲得したが、その直前にバルサは700万ポンド(約10億7000万円)で移籍に合意しており、当時のサンドロ・ロセル会長はエジルと食事もしている。しかし、正式な契約書にサインをするまでに時間を要し、この間にレアルがエジルをジャック。エジルはレアルで世界有数のプレーメーカーとなった。
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のちにエジルは「僕の希望はバルサに行くことだった。大好きなクラブであり、あれほど良いサッカーをしていたクラブは、他にない。僕はバルサと契約することを望んでいた。でも、グアルディオラ監督は僕のことを気に入っていると言ってくれなかった。彼は交渉に来なかった。モウリーニョは、気さくに、しつこく口説いてきた。バルサの監督とは正反対だった。そこでモウリーニョ率いるレアルに行ったんだ」と、明かしている。
そして、第1位になったのが、レアルでUEFAチャンピオンズリーグ(CL)3連覇を達成し、クラブの歴代最多得点者となったC・ロナウドだ。バルサはスポルティングに所属していた2003年にC・ロナウドと契約するチャンスがあったという。この時、バルサはロナウジーニョ、元メキシコ代表DFラファエル・マルケス、元ポルトガル代表FWリカルド・クアレスマと契約を結んでいた。マルケスとクアレスマの代理人は、当時、C・ロナウドの代理人も務めており、最終的に1900万ユーロ(約24億7000万円)を支払ったマンチェスター・ユナイテッドより200万ユーロ(約2億6000万円)安く、C・ロナウドをバルサに売ろうとしていたという。
また、マンチェスター・ユナイテッドを退団する際も、当時のユナイテッドの指揮を執っていたアレックス・ファーガソン監督は、レアルではなくバルサにC・ロナウドを売却したがったという。しかし、最終的にはC・ロナウド自身がレアルに移籍するか、残留かの二択にしたため、ファーガソン監督が折れる結果になっていた。
2003年当時にバルサがC・ロナウドの獲得に本腰を入れていたら、メッシとロナウドが共闘していたかもしれない。バルサの伝説的な選手になっていたかもしれないし、元ポルトガル代表の先輩であるFWルイス・フィーゴのように「禁断の移籍」をしたかもしれない。いずれにせよ、ここに挙げられた5選手が、バルサのユニフォームに袖を通す決断をしていたら、サッカーの歴史は大きく違っていたはずだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)