浦和監督がFWに求める“3つ”の能力 新戦力ユンカーは「望むものを兼ね備えている」
浦和監督がFWに求める“3つ”の能力 新戦力ユンカーは「望むものを兼ね備えている」
浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は、2日のトレーニング後にオンラインで記者会見を行い、前日に獲得が発表されたデンマーク人FWキャスパー・ユンカーについて「望むものを兼ね備えている」と、期待を寄せた。
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浦和は1日に、昨季のノルウェーリーグで25試合27得点をマークし、得点王とMVPをダブル受賞したデンマーク人FWキャスパー・ユンカーを、完全移籍で獲得することでノルウェー1部FKボーデ/グリムトとクラブ間合意したと発表していた。
ロドリゲス監督はユンカーについて「私がFWに求める特徴は3つ。コンビネーション、プレス、得点力。それを兼ね備えている。年齢的にも良いし(27歳)、良いシーズンを過ごした後。決定機を多く作るチームにいた後だけれども、望むものを兼ね備えている」と、期待を込めた。
1日の夕方に西野努テクニカル・ダイレクター(TD)が記者会見を行い、ユンカーの合流は希望的な観測を含めて4月20日ごろとされた。その一方で、「得点を取るには得点を取れる場所にボールを送り込むことも必要。そういうことが整った時には、リーグのトップスコアラーになれる可能性がある選手だと考えている」と、チームの攻撃が機能性を高めることの重要性が語られた。ストライカー任せでゴール量産が叶うほど甘くないという考えを示している。
ここまで公式戦8試合で全てセットプレーから3ゴールという状況だけに、その課題は大きい。ロドリゲス監督は「戦術的にも色々と調整しているけれども、確かにチームのプレーコンセプトと選手のイマジネーションを組み合わせていかないといけない。押し込んだ部分での我慢、焦れない部分が欠けているかもしれない。焦れずに(ボールを)持ち続けているとそういう場面もできるが、まだ中の準備ができていないところでクロスを上げるなど、無理をしてやっている部分がある」と指摘した。
4月にも2回、水曜日に試合が入り合計6試合の公式戦を戦う過密日程が待つ。トレーニングで修正を図るのも簡単なことではないが、まずは3日の鹿島アントラーズ戦で改善の兆しを示すゲームを披露し、新ストライカーの合流までに攻撃のベースアップを進めていきたいところだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)