負傷欠場でリバプール超え… プレミア過去5年で“160億円損失”を被ったのは?
過去5年で負傷欠場による最も大きな損失を被ったのはマンU…英紙が特集
今シーズンのプレミアリーグでは前年王者のリバプールで怪我人が続出して話題となっているが、過去5年負傷欠場選手の多さで最も大きな損失を被っているのはマンチェスター・ユナイテッドのようだ。英紙「ザ・サン」が報じた。
同紙はプレミアリーグで2016年以降の各クラブの負傷者の離脱期間の合計を選手の給与と照らし合わせ、クラブがどれだけの損失を被ったかを算出した。
その結果、最も被害が大きかったのがオレ・グンナー・スールシャール監督率いるマンチェスター・ユナイテッドだった。全選手の負傷期間の合計は6378日(現地時間3月30日時点)で、欠場試合数は1105試合にも及んだ。給与損失は約1億525万5923ポンド(約160億円)。記事では「マンチェスター・ユナイテッドは過去5シーズンの間に1億500万ポンドという莫大な金額を怪我で出場できない選手たちに支払ってきた」と記されている。
度重なる負傷に苦しんでいたフランス代表MFポール・ポグバや膝の重傷を負ったスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ(現ミラン/2016-18年在籍)など高額年俸を受け取る選手の離脱が響いたようだ。中でも最も大きな損失を出しているのがポグバで、66試合を欠場しそのコストはおよそ1600万ポンド(約24億円)とされている。
ユナイテッドでは他にもアルゼンチン代表DFマルコス・ロホ(2014-21年まで在籍)やコートジボワール代表DFエリック・バイリー、イングランド代表DFフィル・ジョーンズなども怪我が多く、2位以下を大きく上回る数字で不名誉なナンバーワンとなった。
2位のアーセナルは離脱期間6577日間、欠場試合数の合計は1122、損失額7973万2748ポンド(約121億円)。元スペイン代表MFサンティ・カソルラ(2012-18年に在籍)は期間中に計618日間、103試合を欠場した。
3位はマンチェスター・シティで損失額は7317万7277ポンド(約111億円)だった。2018-19シーズンに怪我に苦しんだベルギー代表MFケビン・デ・ブライネは1150万ポンド(約17億5000万円)とポグバに次ぐ大きな損失を出した。
現在、負傷者続出中のリバプールは4位。欠場期間の合計は5960日で3位マンチェスター・シティを上回っているが、給与損失は7255万2306ポンド(約110億円)だった。
(FOOTBALL ZONE編集部)