アグエロを称賛しつつ、元フランス代表FWアンリを「ベスト」の存在に指名

　英2部ダービー・カウンティのウェイン・ルーニー監督が、今季限りでマンチェスター・シティを退団するアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロへ賛辞を送った。それと同時に自身が思うプレミアリーグ史上最高の外国人選手についても語り、歴代の名選手について言及した。英紙「メトロ」が報じている。

　アグエロは2011年からマンチェスター・シティでプレーし、10年にわたって活躍。シティ歴代1位の257得点を決め、4度のリーグ制覇などのタイトル獲得に貢献してきたなか、先日、今季限りでシティを退団することが発表された。

　マンチェスター・ユナイテッド時代にマンチェスター・ダービーでしのぎを削った間柄のルーニーは、記者会見でアグエロに対する賛辞を並べた。

「彼は並外れた選手だ。プレミアリーグでは絶対的な存在で、世界最高のストライカーの一人でもある。決定率はとてつもなく、マンチェスター・シティは彼を恋しく思うだろうね。プレミアリーグにとっても、彼ほどのクオリティーを持った選手がいなくなるのは寂しいことだ」

　ルーニーはアグエロについて歴代の外国人スターと「肩を並べる存在」だと話した。その一方で、プレミア史上最高の外国人選手だと感じる選手は他にいたという。

「アグエロはファンタスティックな選手だ。だけど、もし（プレミア最高の外国人選手を）僕に選べと言われたらティエリ・アンリがベストだと答えるよ。彼のすぐ後ろにアグエロ、ルート・ファン・ニステルローイ、デニス・ベルカンプ、エリック・カントナといった選手が控えている」

　アグエロをはじめ、元同僚のファン・ニステルローイや“アイスマン”ベルカンプやユナイテッドのレジェンドFWカントナを並び立てたルーニーだが、そのなかでもアーセナルで一時代を築いた元フランス代表FWアンリが頭一つ抜けた存在だと考えているようだ。