ロナウドは「サッカー界のジョーダン」 “元祖・怪物”がオーナーになった理由は?
2018年、元選手として初めて欧州トップリーグのクラブを買収 バジャドリードのオーナーに
かつて“フェノーメノ”(怪物)の異名を取った元ブラジル代表FWロナウド氏は、全盛期にスピードに乗った切れ味鋭いドリブルで世界に名を轟かせた。現在はスペイン1部レアル・バジャドリードのオーナーを務めているが、「サッカー界のマイケル・ジョーダン」という位置づけを気に入っているようだ。
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ロナウド氏はバルセロナ時代の1996-97シーズン(34得点)、インテル初年度の1997-98シーズン(25得点)に驚異的なスピードのドリブルでリーガ・エスパニョーラを席巻。“怪物”として恐れられ、1997年にはバロンドールも受賞した。99年に右膝靭帯損傷、翌2000年には同箇所を断裂と大怪我を負い、切れ味は低下してしまったものの、2002年から5シーズン所属したレアルでもエースとして活躍した。
スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ(ACミラン)も、「俺はいつも一緒にプレーする選手たちに言っている。ロナウドこそがフットボールだ、とね。彼の動きやまたぎフェイント、俺の中では彼が歴史上最高の選手であることに疑いはない」と手放しで称賛するほどだ。
そんなロナウド氏は2018年夏にバジャドリードの株式51%を取得してクラブを買収。米誌「スポーツ・イラストレイテッド」はその経歴について、「ロナウドはサッカー界のマイケル・ジョーダンになった」と評している。
バスケットボール界の神様と呼ばれたマイケル・ジョーダン氏は、2010年に元選手としては史上初めてNBAチームのマジョリティーオーナーに就任。欧州トップリーグのクラブを初めて買収したロナウド氏に、その姿を重ね合わせた格好だ。ロナウド氏も「そう言われるのは嬉しい」と語った。
「私は人生のすべてをフットボールと生きてきた。他のことはやってこなかった。僕がやりたいことであり、知っていることがフットボール。それがチームを購入した理由だ」
バジャドリードは現在リーグ16位と苦しんでいるが、ロナウド氏がオーナーとしてどうチームに携わっていくのか、今後の見どころの一つになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)