韓国代表FW、バイエルン移籍の噂も独誌は疑問視 110億円は「払える金額ではない」

バイエルンが興味を示しているトッテナムの韓国代表FWソン・フンミン【写真:AP】
バイエルンが興味を示しているトッテナムの韓国代表FWソン・フンミン【写真:AP】

ソン・フンミンのバイエルン移籍報道に独誌が反応「常に気になる存在だが…」

 トッテナムの韓国代表FWソン・フンミンの獲得をバイエルン・ミュンヘンが検討していると、英メディア「フットボール・インサイダー」が報じたことを受けて、ドイツメディアからは同選手の移籍の可能性を疑問視する声が上がっている。

 今季のプレミアリーグでは28試合出場で13ゴール9アシストを記録し、“ビッグ6”の一角であるトッテナム攻撃陣の軸として活躍しているソン・フンミンは、クラブとの契約が2023年6月末で満了となる。すでに契約延長に向けた話し合いが進められているものの、ソン・フンミンはトッテナムが提示した週給20万ポンド(約3060万円)の5年契約を保留しており、去就が定まっていない。このため、バイエルンがソン・フンミンに関心を持っていると「フットボール・インサイダー」が報じたことで、その去就に注目が集まっている。

 しかし、ドイツ誌「シュポルト・ビルト」は、「ソンのようなクオリティーの持ち主は、バイエルンからすれば常に気になる存在だ」と韓国代表FWの実力を評価しながらも、「しかし、今年の夏にソンの獲得がバイエルンでテーマになることはない。8500万ユーロ(約110億円)という彼の市場価値は、バイエルンが払える金額ではない。それに、彼のプレーするポジションはトーマス・ミュラーによってすでに占められている」として、移籍実現のために必要な資金と現有戦力から考えて、バイエルンが実際にソン・フンミンの獲得に動き出す可能性は低いと指摘している。

 そのうえで、「彼の代理人が交渉の場でトッテナムにプレッシャーをかけて、より多くのお金を引き出すことを狙った駆け引きではないだろうか」と交渉を有利に進めるために、ソン・フンミンの代理人がわざとバイエルン絡みの噂をメディアに流したのではないかと分析している。

 昨季はUEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝を含む6冠を達成し、欧州屈指のビッグクラブに数えられるバイエルンだが、これまでオフシーズンに大金をつぎ込んでビッグネーム獲得に動いたことはなく、そうしたことからもソン・フンミンがバイエルンに来ることはないだろうというのが、「シュポルト・ビルト」の見立てのようだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)



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