強気の手倉森監督 国際大会3連敗のイラク相手に「次は勝てる」とリベンジ誓う
見せつけられた決定力の差
韓国・仁川アジア大会に参加しているU-21日本代表の手倉森誠監督は、「次は勝てる」とイラクへのリベンジに燃えた。17日の1次リーグ第2戦ではイラクに1-3で完敗し、この年代の代表は国際大会での同カード3連敗の屈辱を味わった。
夜のコヤン•スタジアムで指揮官は、頭を抱える光景を目の当たりにした。世界と戦う以前に、そびえ立つアジアのイラクという壁にまたもや弾き返されてしまった。だが、指揮官は努めて強気に語った。
「結果だけ見れば、残念な結果。ただ、2点差で負けるゲームかと言えば、そうではなかった。自分たちが大きなチャンスをつくり、そこを決めていたらどうなっていたか。ゲーム運びで先手、先手を取られたが、追いついて、攻勢をかけるところまでいった。どっちが1点をとるかというところで相手に与えてしまったのは残念。だが、イラクのサッカーにてこずったわけじゃない。スピードとパワーには対応できた。崩しもできた」
前半12分にDFのクリアミスから相手MFフマーム・タリク・ナウーシュにミドルシュートを決められた。嫌な空気になったが、FC東京FW中島翔哉が36分に冷静にゴールを決めて同点に追いついた。しかし、その後は日本が決定機を外し続けたのに対し、相手は着実にサイドからのクロスと、セットプレーで得点を重ねた。
決定力に違いを見せつけられたが、手倉森監督は「決勝トーナメントで当たれば、次は確実に勝てる手応えを感じた」とその姿勢を崩さない。そのために、取り組まなければいけない課題もあるというのだ。
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