過熱する“233億円FW”ハーランドの争奪戦 「レアル最有力」報道の根拠とは?
今夏の退団報道が浮上、スペイン紙はペレス会長とドルトムント幹部の良好な関係を指摘
ドルトムントのノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドは、今夏のレアル・マドリード移籍が近づいているようだ。マンチェスター勢などの他のビッグクラブも触手を伸ばしているが、“白い巨人”が獲得に有利なポジションにいるという。
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ドルトムントでゴール量産中のハーランドはレアルがトップターゲットとしているのをはじめ、他にも父アルフ=インゲ・ハーランドの古巣であるマンチェスター・シティやモルデ時代の恩師オレ・グンナー・スールシャール監督率いるマンチェスター・ユナイテッドなどイングランドへの移籍も噂されている。
ハーランドが今夏のドルトムント退団希望を伝えたというニュースも流れているなか、スペイン紙「マルカ」はハーランドの移籍はイングランドよりもスペイン、つまりレアルへの移籍が最有力になっていると報じた。ジャーナリストのジョゼップ・ペドロール氏は、スペインのテレビ番組「エル・チリンギート」でレアル有利の状況について語ったという。
「ドルトムントも彼がレアル・マドリードでプレーしたいということを知っている。もし、レアル・マドリードが今年中に彼と契約したいのであれば、ドルトムントが要求する金額を支払う必要がある。
ただ、レアル・マドリードには他のチームに比べて有利な点がある。それは(会長の)フロレンティーノ・ペレスがドルトムントのヒエラルキーと良好な関係を築いていることだ。ドルトムントがハーランドの売却を決めた場合、真っ先にフロレンティーノ・ペレスに知らされることになるだろう」
ドルトムント首脳陣と親密な関係を持つペレス会長の存在が、レアルのハーランド獲得を後押しする格好になるという。
ドルトムントはハーランドを安売りする気はなく、今夏は移籍金を1億8000万ユーロ(約233億円)に設定したとも報じられており、レアル側がその要求を飲むことができるかが今後の争点となりそうだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)