吉田麻也が主張…W杯8強への「一番の近道」とは? 「夏に移籍する選手が1人でも…」
3月シリーズ、韓国戦とモンゴル戦で2連勝 「悲観していない」
森保一監督率いる日本代表は30日、アウェー扱いながら無観客のフクダ電子アリーナで行われたカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選のモンゴル戦に臨み、W杯予選での歴代最多得点記録を更新する14-0で完勝した。DF吉田麻也(サンプドリア)はこの一戦に関して、「あまりにも力の差がありすぎたので評価しづらい」としつつ、目標とするW杯ベスト8を達成するためには、選手個々が「強いチームに身を置くことが大事」と話した。
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1年4カ月ぶりに再会したW杯予選で、日本が歴史的な大勝を収めた。韓国戦から先発2人を入れ替え、欧州組8人が先発。19年のホーム戦では6-0で勝利した相手に“ベストメンバー”で臨んだ。
まずは前半13分、左右に揺さぶった攻撃から中央へのパスをMF南野拓実が受けると、ゴール正面から左足で丁寧なシュートを流し込んで先制。これで南野は自身が持つW杯予選開幕からの連続ゴール記録を「5」に伸ばし、日本代表でのW杯予選歴代最多連続ゴール7試合のMF本田圭佑に迫る史上2人目の快挙を達成した。
この得点を皮切りに日本のゴールラッシュとなる。同23分、吉田の縦パスを南野がスルーし、その先で受けたFW大迫勇也が反転。GKとの1対1を右足で冷静に決め追加点を奪った。前半を5-0で折り返すと、後半に入っても全く攻撃を緩めない。出場した攻撃陣全員がゴールを挙げ、MF守田英正、MF稲垣祥、MF古橋亨梧がA代表初得点をマーク。大迫は代表で初めてのハットトリックを達成した。
3-0で快勝した韓国戦に続く、歴史的な白星。国内開催での2連勝となったが、吉田は今回の3月シリーズ、2試合通しての経験値を分析した。
「2試合目はあまりにも力の差がありすぎたので評価しづらい。1試合目は韓国がもう少しくるだろうという予想はしていたので少し予想とは違った部分があったけど、自分たちがいいパフォーマンスをできた。悲観していない。1試合目で作り出したものは非常にレベルが高いものだったと思うし、相手が強くなってもああいうパフォーマンスが出せるのかというのが一番のポイント。これから最終予選に入ったり、強い相手とのフレンドリーマッチで出せるのかが大事。その形をいくつも1試合目で出せたのがポジティブ」