日本代表が24年ぶりの歴史的大勝! W杯予選歴代最多の14ゴールで5連勝、最終予選進出に王手
“再開初戦”でモンゴル相手に記録ラッシュ! 南野はW杯予選5戦連発、大迫はハットトリック達成
日本代表は30日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選のモンゴル戦に臨み、W杯予選での歴代最多得点記録を更新する14-0で完勝した。
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新型コロナウイルスの影響でストップしていたW杯予選の再開戦は、モンゴルのホームゲームであるものの、社会情勢から日本のフクダ電子アリーナで無観客試合での開催となった。日本代表の森保一監督は、国際親善試合の韓国戦(3-0)から中4日となる試合で両サイドバックを変更。右に代表デビュー戦となるDF松原健、左にDF小川諒也が入った。
日本がボールを持つと5-4-1でブロックを作るモンゴルに対して前半13分、左右に揺さぶった攻撃から中央へのパスをMF南野拓実が受けると、ゴール正面から左足で丁寧なシュートを流し込んで先制。これで南野は2次予選のスタートから5戦連続ゴールとなり、日本代表でのW杯予選歴代最多連続ゴール7試合のMF本田圭佑に迫っている。
その後も、ほぼ敵陣でのハーフコートとした日本は同23分、DF吉田麻也の縦パスを南野がスルーし、その先で受けたFW大迫勇也が反転。GKとの1対1を右足で冷静に決め追加点。さらに同26分には、右からMF伊東純也が入れたクロスをニアで大迫が潰れた裏に入り込んだMF鎌田大地が決め、3-0とリードを広げた。
同33分には、日本の最終ラインにプレスをかけたモンゴルの逆を取り、松原から伊東への縦パスで一気にスピードアップ。伊東が右サイドからマイナスのボールを送ると、走り込んだMF守田英正が代表初ゴールとなる一撃を右足で決めた。さらに同39分には松原のクロスが相手に当たってオウンゴールとなり、5-0と一方的な試合に持ち込んでハーフタイムを迎えた。
データ分析会社「オプタ」によれば、日本が国際Aマッチの前半に5得点を挙げたのは、2000年10月のアジアカップでのウズベキスタン戦(8-1)以来となった。
森保監督は後半から守田に代わりFW浅野拓磨を投入。MF遠藤航を1ボランチにした4-3-3へのシステム変更をテストした。前半同様に敵陣に押し込んだ状態で迎えた後半10分、コーナーキックの2次攻撃から鎌田のラストパスを大迫が決め6-0とした。同19分に日本はMF稲垣祥とDF中谷進之介が入り、揃って代表デビューのピッチに立った。ここでシステムは4-2-3-1に戻った。
そして同23分、クロスを中央で収めた大迫が丁寧に戻したパスを、稲垣が右足でコースを突いたミドルシュート。途中出場から5分で代表デビュー戦での初ゴールを決めた。3分後にはMF古橋亨梧とDF畠中槙之輔が送り込まれ、5人の交代枠を使い切った。すると同28分にはサイドから意表を突いた古橋のシュートを相手GKが弾いてこぼれたところを、伊東が押し込んで8-0とした。
同33分には、右クロスのこぼれ球に反応した古橋がヘディングシュートを決め、1分後には伊東がこの日2点目。さらに同42分には古橋、終了間際には浅野、大迫、稲垣が決めて14-0。これで1997年3月と6月のフランスW杯アジア予選でマカオを相手に2試合連続で記録した10得点を超えて、W杯予選1試合での歴代最多記録を達成し、完全なワンサイドゲームを締めくくった。これで日本は2次予選を5戦全勝として2次予選突破に王手。6月に残り3試合を消化する予定になっている。
(FOOTBALL ZONE編集部)