「あとは楽しむだけ」 イブラ、現役キャリアを“完遂”?「証明すべきことはない」
W杯欧州予選のコソボ戦で躍動、自身の今後のキャリアについて“余裕”発言
ACミランのスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチは、現地時間29日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選のコソボ戦(3-0)でアクロバティックなカンフーキックのアシストなど2得点に絡む活躍を見せ、勝利に貢献した。39歳で代表に復帰し躍動を続けるカリスマは、自身のキャリアについて「証明すべきことはもう何もない。楽しむだけ」と語った。英紙「デイリー・メール」が報じている。
今回の欧州予選で2016年の欧州選手権以来5年ぶりに代表復帰を果たしたイブラヒモビッチ。25日に行われたジョージアとの予選初戦(1-0)では胸トラップでの絶妙なボールコントロールから決勝点をアシストしていた。
第2節のコソボ戦もイブラヒモビッチは先発出場。すると0-0で迎えた前半12分、イブラは浮き球をジャンプしながらの右足のバックヒールでつなぎ、DFルドビク・アウグスティンソンのゴールを演出。2戦連続のアシストを記録した。同35分には右サイドからのパスをFWアレクサンデル・イサクにつなぎ、追加点を導いた。
3-0の勝利後、記者会見でイブラヒモビッチは「今の私は以前とは全く異なる立ち位置にいる。証明すべきことはもう残っていない。キャリアにおいてやるべきことはもう何もなく、あとは楽しむだけだ」と、現役キャリアの“完遂”を強調している。
「私は39歳で代表とミランの両方でプレーしている。私の年齢でそれができる選手はそう多くはないだろう」
今季セリエAで15試合15得点のハイペースでゴールを量産し、代表復帰を果たしたイブラヒモビッチ。自信に満ち溢れ、余裕すら感じさせるその様はスウェーデン代表の中でも際立つ存在感を示していた。
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