「隙なく、油断なく、漏れなくやってくれた」 森保監督、歴史的大勝も集中力を評価
森保ジャパンは1年4カ月ぶりのW杯予選で14-0の大勝
森保一監督率いる日本代表は30日、アウェー扱いとなるフクダ電子アリーナでカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選のモンゴル戦に臨み、W杯予選での歴代史上最多得点となる14-0の歴史的な大勝を収めた。MF南野拓実(サウサンプトン)がW杯予選5試合連続ゴールで先制点を挙げ、FW大迫勇也(ブレーメン)がハットトリックを達成。MF鎌田大地(フランクフルト)、FW浅野拓磨(パルチザン)にもゴールが飛び出し、MF伊東純也(ヘンク)は2ゴールをマークした。MF守田英正(サンタ・クララ)、MF稲垣祥(名古屋グランパス)、MF古橋亨梧(ヴィッセル神戸)がA代表初ゴールを挙げた。
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新型コロナウイルスの影響でストップしていたW杯予選の再開戦は、モンゴルのホームゲームであるものの、社会情勢から日本のフクダ電子アリーナで無観客試合での開催となった。日本代表の森保一監督は、国際親善試合の韓国戦(3-0)から中4日となる試合で両サイドバックを変更。右に代表デビュー戦となるDF松原健、左にDF小川諒也が入った。
日本がボールを持つと5-4-1でブロックを作るモンゴルに対して前半13分、左右に揺さぶった攻撃から中央へのパスをMF南野拓実が受けると、ゴール正面から左足で丁寧なシュートを流し込んで先制。これで南野は自身が持つW杯予選開幕からの連続ゴール記録を「5」に伸ばし、日本代表でのW杯予選歴代最多連続ゴール7試合のMF本田圭佑に迫る史上2人目の快挙を達成した。
このゴールを皮切りに、前半だけで大迫、鎌田、守田のゴールとオウンゴールで計5得点。後半はアディショナルタイムに入っても攻撃の手を緩めず、9ゴールを挙げた。W杯予選では1980年フィリピン戦と1997年マカオ戦(ともに10-0)を抜く歴代最多得点を大きく更新した。
森保監督は大勝を受け、選手たちを称えた。
「スコアは大差になって力の差があった相手かもしれないが、自分たちがどうやって集中して試合に入るかという良い準備を選手がしてくれた。試合でも相手ではなく自分たちが高めることを隙なく、油断なく、もれなくやってくれたのが良かった。選手たちが頑張るその先にはサポーターの皆さん、国民の皆さんに元気を届けたいと思って頑張ってくれた。その気持ちが届くと嬉しい」
攻撃陣は全員点を取る集中力。最終予選に向けて大きな1勝となった。
(FOOTBALL ZONE編集部)