アグエロ、シティ退団への心境告白 歴代最多257ゴール記録…「誇りを感じている」
自身のSNSで今季限りでの退団を発表、来季以降の去就にも注目
バルセロナなどからの関心が噂されるマンチェスター・シティのアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロが自身のSNSで今季限りでの退団を発表した。クラブ通算257得点を記録するなど伝説を残したストライカーが10年過ごしたシティに別れを告げる。
“クン”の愛称で知られるアグエロは2011年にアトレティコ・マドリードからシティへ移籍。アブダビ資本参入後にタレント軍団へと変貌を遂げていたシティの新エースとして大きな期待を背負い、1年目から23得点を挙げる活躍で44年ぶりのリーグ制覇に貢献。最終節のクイーンズ・パーク・レンジャーズ戦(3-2)で後半アディショナルタイム4分に決めた劇的な“優勝決定弾”は今もファンの間で語り草だ。
15-16シーズンからはチームの背番号10を背負ってプレーしてきたアグエロは通算384試合に出場し、クラブ歴代最多257得点をマーク。プレミアリーグを4度、リーグカップを5度、FAカップを1度と多くのタイトルをクラブにもたらした。
数年前から退団の可能性が取り沙汰されてきたなか、今季限りでの退団を決断。自身のツイッターを通じて発表した声明では「一つのサイクルが終わる時、様々な感情が生まれる」と切り出し、「今の時代のプロ選手としては異例なことだが、10シーズンに渡ってマンチェスター・シティでプレーできたことに大きな満足感と誇りを感じている」と10年間の思いを綴った。
伝説を残してマンチェスターを去るアグエロ。アルゼンチンリーグの古巣インデペンディエンテでの引退希望を公言している一方で、最近では盟友FWリオネル・メッシのいるバルセロナ加入の噂も浮上している。32歳のベテランは新天地にどのクラブを選ぶのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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