スペインの18歳至宝を襲った”ホラータックル”が反響拡大 「残忍なプレーに苦しんだ」
スペイン代表MFペドリ、ジョージア戦の終了間際に危険タックル被害
スペイン代表は現地時間28日、カタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選グループB第2節でジョージアと対戦し、後半アディショナルタイム(AT)の決勝ゴールで2-1と辛勝した。今予選初勝利をあげたなか、海外メディアは18歳新星MFが試合中に受けた“危険タックル被害”の瞬間に関する反響が拡大している。
25日にホームで行われた初戦でギリシャと1-1で引き分けていたスペインは、敵地に乗り込んだ今節も苦戦を強いられる。前半に1点を失うと、後半11分にFWフェラン・トーレスのゴールで同点に追いつくも、なかなか勝ち越し点を奪えない。そして後半AT2分にドラマは待っていた。DFジョルディ・アルバからのパスを受けたMFダニ・オルモが強烈なミドルシュートを叩き込み劇的な勝利を飾った。
だが、ドラマチックな展開の直後に、ヒヤリとするシーンがあった。後半AT4分、この日先発フル出場したバルセロナの18歳MFペドリが、ハーフウェーライン付近でこぼれ球に反応し右足でキックしようとした瞬間、前方からジョージアMFレバン・シェンゲリアが足を高く上げながらスライディングタックル。ペドリは空中で一回転してピッチに叩きつけられ、シェンゲリアは一発退場となった。
このシーンの映像を、米スポーツ専門局「ESPN」公式インスタグラムは「ペドリへの残忍なタックルで彼を飛ばした」と綴り、海外サッカーサイト「BeSoccer」スペイン語版も「真に野蛮な行為」と伝えていた。
さらに、スペイン紙「マルカ」は「バルセロナが心配したペドリへのホラータックル」と見出しを打ち、「ペドリは残忍なプレーに苦しんだ。バルセロナとクラブに携わるすべての人間は若きスターを心配したが、ペドリは今は元気なようだ」とレポート。中南米のサッカー専門サイト「BOLAVIP」も「冷酷キック」と評し、「ペドリは目に見えて痛みのジェスチャーを伴い、ピッチに倒れた。審判は躊躇することなく、その“犯人”にレッドカードを提示した」と驚きをもって報じた。大事に至らなかったのは、不幸中の幸いだろう。
(FOOTBALL ZONE編集部)