「なぜ無理なんだい?」 エバートンMFハメス、近い将来のCL常連チーム躍進へ自信
近い将来、CL出場チームへ「はさらに良くなると思うし、僕自身ももっと良い状態になる」
今季開幕前にエバートンへ移籍した元コロンビア代表MFハメス・ロドリゲスは、公式戦21試合に出場して5得点を記録している。過去にレアル・マドリード、バイエルンといったビッグクラブに所属していたレフティーは、エバートンの発展を予見した。スペイン紙「マルカ」が報じている。
2019-20シーズンに所属したレアルでは、リーグ戦8試合1得点にとどまったハメスだが、エバートンに加入して再び輝きを取り戻した。その大きな要因になっているのが、カルロ・アンチェロッティ監督だ。世界を代表するイタリア人指揮官は、これまでレアル、バイエルンでもハメスを重用してきた。ハメスも「僕のことを完璧に把握している監督」「父と息子のような関係」と語っている。
2人が現在、ともに仕事をしているエバートンは、レアルやバイエルンと比較すると、規模が小さくなる。だが、ハメスはエバートンが近い将来、UEFAヨーロッパリーグの出場権だけではなく、プレミアリーグで4位以内に入り、レアルやバイエルンも常連であるUEFAチャピオンズリーグの出場権を得られると感じているようだ。
エバートンが、レアルやバイエルンのようなビッグクラブになれるかという問いに対して「なぜ、無理なんだい?」と切り返し、自らの見解を述べている。
「直近の2試合では、自分たちの期待するような結果は出せていない。でも、それがプレミアリーグだ。すべての試合が決勝戦のような戦いだ。でも、だからこそ僕たちはここにいるし、良い状態を保たないといけない。メンタル面も強く持ち、すべてのことに準備をしておく必要がある。タフになることは明らかなことだからね」
現在、エバートンはプレミアリーグで8位に位置している。順位を上げるためには、ハメスの活躍も不可欠だが、「現在の自分ができているプレーを嬉しく思っているよ。チームはさらに良くなると思うし、僕自身ももっと良い状態になるはずだ。良いサッカーをして、高いレベルのパフォーマンスを見せたい。僕は偉大なことを達成したがっている良いクラブにいるからね」と、今後のさらなる活躍に自信を見せた。
4月に再開するリーグ戦で、エバートンはクリスタル・パレス、ブライトンと戦ったのち、欧州の大会への出場権を競うトッテナム、アーセナルといった強豪との試合を控えている。果たしてハメスの言葉通り、エバートンはさらに上位に食い込むことができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)