日本代表GK西川「強い気持ちと責任感で戦う」

　一方の西川も、「韓国勢に勝っていないのは知らなかったので、教えていただいてありがたい。モチベーションが上がる」と応じた。そして、「レッズの良さをピッチで出せば勝てる。アウェーで負けた相手にホームで負けるわけにはいかない。責任感と強い気持ちで戦いたい」と、意気込みを新たにしている。

　浦和にとっては、勝利した上で首位のシドニーFC（オーストラリア）が敵地での広州恒大（中国）戦で引き分け以下の結果に終われば、逆転で首位通過を決められる。指揮官は「ここまで14試合をタイトな日程で戦い、休息が必要な選手もいる」と、メンバーの入れ替えを示唆している。だが、「考えるのは常に次の試合で勝利すること。これまでに起用が少なかった選手は常に素晴らしくトレーニングをしてチャンスを待っている」と、選手たちへの信頼を語った。

　日本勢として、Jリーグで首位に立つ浦和が韓国勢に一矢を報いることができるのか。首位通過の可能性を残すゲームというだけでなく、日本を代表するチームとしてのプライドを懸けた戦いに臨んでいく。

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轡田哲朗●文　text by Tetsuro Kutsuwada

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images