今季ACLで韓国勢に6戦未勝利のJリーグ勢 浦項戦に浦和監督「韓国にホームで負けられない」

勝てば首位通過の可能性も ペトロヴィッチ監督は必勝を誓う

 グループステージ突破は決めたが、単なる消化試合ではない。浦和レッズは3日にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の第6節で浦項スティーラーズ(韓国)と戦うが、決戦を翌日に控えてミハイロ・ペトロヴィッチ監督と日本代表GK西川周作が記者会見に出席した。両者は今季のACLで日本勢が韓国勢に対して未勝利であることを踏まえ、「日韓戦には負けられない」と意気込んでいる。

 浦和は浦項と第2節で対戦し、アウェーで0-1と敗れた。指揮官は「負ける内容ではなかったが、不運なハンドで与えたPKが決勝点になった」と振り返る。そして、「日韓戦は常にハードな試合になると理解している。日本を代表するチームとして、韓国にホームでは負けられないという強い気持ちで戦う」と宣言した。

 今季のACLは日本から浦和の他に、サンフレッチェ広島、ガンバ大阪、FC東京が出場している。すでに広島とG大阪は敗退が決まり、FC東京は最終戦に突破を懸ける状況にある。苦戦の原因となった一つが、韓国勢との対戦成績にある。4チーム合計して今季ここまで6試合の対戦があるが、1分5敗と大幅に負け越している。ここで勝ち点を落としていることが要因に上がるのは間違いない。

 そのデータが質問事項として振られると、指揮官は「我々にとってモチベーションの上がるデータだ」と話した。そして、韓国勢に対して苦戦する要因に対する答えは「難しい」という。

「それぞれのゲームに理由が考えられ、答えは一つではないだろう。何よりも、はっきりした答えがあるのならば、どのチームも勝利しているのではないか? 私が言えるのは、日本のチームは決して韓国チームに劣っていないし、優れている部分もある。日本勢が勝っていないという事実があるとして、その理由を述べるのは難しいだろう」

 

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