スアレス、リバプール“復帰”は非現実的? OB歓迎も…「望みは薄い」と英指摘
元スペイン代表DFエンリケ氏が復帰を後押しも、英メディアは実現性に懐疑的
今季からアトレティコ・マドリードでプレーするウルグアイ代表FWルイス・スアレスに、リバプール復帰の可能性が一部の現地メディアで報じられている。この報道について、クラブOBの元スペイン代表DFホセ・エンリケ氏は自身のインスタグラムで「考えるまでもない」と、復帰を後押しするコメントをした。英メディア「TEAMtalk」が伝えている。
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スアレスは2011年冬の移籍市場でアヤックスからリバプールへ移籍。同時期にチームを去った元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスに代わり、エースとして活躍。リバプールでは133試合で82得点47アシストを記録した。
その後、14年にバルセロナへ移籍すると、エースのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシとともにチームを牽引し、4度のリーグ優勝や14-15シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ制覇など、数々のタイトル獲得に貢献。今季からプレーするアトレティコでも持ち前の決定力は健在で、ここまでランキング2位の19得点を挙げている。
そんなスアレスにリバプール復帰の可能性が浮上。同選手がリバプールに所属していた3年半の間、チームメイトだったエンリケ氏はインスタグラムで「スアレスが夏にアンフィールドに戻るというセンセーショナルな噂がある。考えるまでもないことだと思うし、私が間違えていなければフリートランスファーなはず。3トップに(ディオゴ・)ジョッタとルイス、悪くはないだろう」と、見解を綴っている。
さらに「もちろん、昔ほど若くないので、前にリバプールでプレーしていた時と同じ選手ではないが、今でも私たちのために活躍してくれると信じている。彼は私がこれまでに一緒にプレーした中で最高の選手であることは間違いない」と、全幅の信頼を寄せた。
スアレスはアトレティコと2年契約を結んでいるが、エンリケ氏の言う通り、この契約には今季終了後の退団を認める条項が付帯。「TEAMtalk」によると、リバプールもこの状況を把握しており、希望するのであれば獲得に迫ることもできるそうだ。
ただ、アトレティコは現在リーグ戦10試合を残して、2位バルセロナに4ポイント差の首位に立っている。同記事では、もしチームが優勝した場合、スアレスが退団する可能性は低いと予想。また、リバプールはより若いスター選手を求めているようで、スアレスとの契約を望んでいるというような話はまだないとし、「ファンの間ではスアレス復帰は好評かもしれないが、現時点での望みは薄いように思える」と指摘していた。
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(FOOTBALL ZONE編集部)