南野はリバプールに戻れるのか? 英記者が見解「もうクロップ監督の答えは出てる」
リンチ記者はクロップ監督の信頼を得るためには「信じられない活躍が必要」と指摘
日本代表MF南野拓実は、今季シーズン途中からサウサンプトンに期限付き移籍している。保有権を持つリバプールのユルゲン・クロップ監督は「長期的なプロジェクト」と語っているが、英国人記者のデイビッド・リンチ氏は、リバプールに戻って活躍するためには残りのシーズンで「信じられないほど素晴らしい活躍を見せなければならない」と語っている。英紙「リバプール・エコー」が伝えた。
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リバプールで2シーズン目を迎えていた南野だが、思うように出場機会を得られない難しい時期を過ごし、今冬の移籍期限直前にシーズン終了までの形でサウサンプトンへレンタル。新天地デビューとなったプレミアリーグ第23節ニューカッスル戦(2-3)でいきなり移籍後初ゴールをマークし、さらに第25節チェルシー戦(1-1)ではビッグクラブを相手に貴重な先制点を奪ってチームの連敗記録を「6」でストップする貢献を見せたが、この最初の3試合以降は影響力が小さくなり、今は出場時間もやや限られている状況だ。
クロップ監督は、南野の強みに合ったチームでプレーすることで双方にメリットがあるとし、「長期的なプロジェクト」と発言。今夏でのリバプール復帰が基本線と見られている。
だが、リンチ記者はポッドキャスト番組「Blood Red」で、クロップ監督について「報道陣や選手を管理するのがとても上手い」とし、選手についてどう考えているかという点ではメディアに対して完全に正直ではないと指摘。「彼が、南野にはまだアンフィールドでの未来があると主張しようとしたところで、現在の状況に決定的な影響を与えるものではない」と述べている。
また、リバプール生え抜きのストライカーで将来を有望視されていたイングランド人FWライアン・ブリュースターが昨年10月にシェフィールド・ユナイテッドへ放出された時の状況を引き合いに、「彼(クロップ監督)はブリュースターのことをとても称賛していたし、彼には大きな才能があったが、もし手元に残したいと思っていればクロップは手放さなかっただろう。クロップは南野に長期的な未来があるどうかはすでに分かっているだろうし、おそらくすでに答えが出ている」との見解を示している。
「サウサンプトンでの最初の数試合で見せたような、1試合おきにゴールを決めたり、アシストで大きく貢献したりするパフォーマンスが必要。リバプールでは出場機会を得られていないので、南野のイメージを変えるには、信じられないほど素晴らしい活躍を見せなければならない」
リバプールでの長期的な将来があるとクロップ監督に確信してもらうため、南野には残りシーズンでまだ大きな仕事が残っているとリンチ記者は持論を展開していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)