初の“親子A代表”前川黛也、父の元同僚・森保監督との“再会”に気合い 「尊敬している」
元日本代表GKである父・和也氏に続いて初選出された神戸の守護神・黛也
森保一監督率いる日本代表は、30日にカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選モンゴル戦に臨む。今回初招集され、元日本代表GK前川和也氏を父に持つGK前川黛也(ヴィッセル神戸)は、父と元チームメートで幼い頃から知っていた指揮官との“再会”を喜んだ。
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「父の領域、力強さ、日本人離れした感じは父の個性。自分の良さを最大に生かして、父はキャップ数も17試合あるので、結果として超えたいというのはある。前川和也の息子ではなく、前川黛也として認めてもらいたい」
サンフレッチェ広島などでプレーし、国際Aマッチ17試合出場した前川和也氏。息子の黛也は今回初めて日本代表に招集された。物心ついた時に父は引退間際で、日の丸を背負っていた姿は記憶にないが、黛也にとって偉大で大きな存在だった。昨季、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)に出場し、好セーブを連発。神戸の守護神として活躍し、A代表の舞台まで上り詰めた。
「自分自身、シュートを止める能力は自信があるし、特徴。違いを見せていきたいと同時に、他のGKにもシュートを止める能力は高いところがあるので、いろんなことを吸収したい」
父とチームメートだった森保監督は幼い頃から知っていた。中学時代には広島ジュニアユースに所属しており、指揮官に指導を受けた経験もある。今回は「(かつての)コーチや監督という距離感で挨拶をしただけ」というが、“再会”には熱い思いを抱いているという。
「僕がフィールドプレーヤーをやっていたころ、大学時代の(広島への)練習参加で、抽象的ではなく戦うという部分でも指導をもらった。尊敬しているし、また指導を受けられるのは嬉しく、呼んでもらって感謝している」
史上初の“親子”A代表。和也氏の後を追い、国際Aマッチデビューを果たせるのか。黛也の挑戦はこれから始まる。
(FOOTBALL ZONE編集部)