「久保の創造性」に東京五輪“優勝候補”も苦心 英記者が“共鳴できる”FW不在を指摘
アルゼンチンは南米最強、前哨戦での惜敗を恥じることは何もない
久保に最も大きな注目が集まるなか、三好のパフォーマンスも興味深いものがあった。インサイドに切り込み、クロスでアルゼンチン守備陣を脅かしたことは才能の証明だろう。だが、能力の高い1トップがいなければ、すべては無駄になる。
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しかし、アルゼンチンがこの世代で南米最強のチームであることを忘れてはいけない。日本のホームという部分もあったが、前哨戦での惜敗を恥じることは何もない。
アルゼンチンが前半に示したクオリティーは見事だった。マティアス・バルガスとフェルナンド・バレンスエラは日本守備陣に脅威となった。板倉滉(フローニンゲン)と渡辺剛(FC東京)は失点の部分で、最善の選択肢を選ぶことができなかった。月曜日(29日)の次戦で五輪代表がギアを一段階上げることができれば、アルゼンチン相手に勝利も狙えるはず。いや、狙ってもらいたい。
結果が求められるのは、いつだってホスト国の宿命なのだ。
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(マイケル・チャーチ/Michael Church)
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マイケル・チャーチ
アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。