「腕がたまたま当たった」 冨安、韓国MFのラフプレーで歯が半分折れるも故意は否定
日韓戦でイ・ドンジュンの手が冨安の顔面を直撃し流血 歯が半分折れたことを明かす
日本代表DF冨安健洋(ボローニャ)が27日、オンライン取材に対応。25日の国際親善試合・韓国戦(3-0)で相手選手が振り上げた手が顔面に直撃し、口が流血する事態となったが、「歯が半分折れた感じ」と明かしつつ、「痛くはない」と今後のプレーに影響がないとの見解を示した。
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冨安はDF吉田麻也(サンプドリア)と不動のCBコンビを形成して韓国戦に先発出場。試合は前半17分にDF山根視来(川崎フロンターレ)、同27分にFW鎌田大地(フランクフルト)、後半38分にMF遠藤航(シュツットガルト)がゴールを奪い、日本が3-0と完勝を収めた。
安定したプレーを見せていた冨安にハプニングが起こったのは、0-2で迎えた後半23分。韓国が日本陣内に攻め込んだ際、MFイ・ドンジュン(蔚山現代)の振り上げた手が冨安の顔面に当たり、冨安は口を抑えながら転倒。流血が確認されたため、一時的にピッチを離れることになったが、大事には至らず、数分後にピッチへと戻った。
イ・ドンジュンの行為に対し、韓国メディア「WIKITREE」は「マナーすらなかった。韓国選手のパンチで日本選手が負傷」と報じ、韓国ファンからも批判の声が上がっていたことを紹介していたが、冨安は試合翌日の26日、公式インスタグラムで「相手選手からの肘打ちの件ですが、試合中には起こり得ることで、彼が故意的にやった事ではないと信じています。もうすでに謝罪のメッセージも受け取っていますし、大きな問題にならない事を願っています!」と綴っていた。
韓国とのライバル対決には、「個人的には特に意識してなかった」という冨安。診察を受けた歯に関しては、「完全には折れてないけど、半分折れた感じ。とりあえず応急処置をして、見た目は戻った感じです(笑)。もともと痛くはなかったので、練習も試合も問題なく行けます」と語った。
また、インスタグラムの投稿については、「相手選手の反応からしてもわざとじゃないと感じていました。僕も手を使って相手のFWをコントロールするのは意識している。スローインになる前のプレーで、僕も相手をコントロールするために駆け引きで腕を使っていました。その腕を払おうとして、腕が僕の歯にたまたま当たったと思っている。試合が終わって、ごめんねとメッセージも来ました」
冨安はすでに、30日に行われるワールドカップ・アジア2次予選のモンゴル戦(フクダ電子アリーナ)に向けて気持ちを切り替えていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)