“金メダル候補”から受けたレッスン 「U-24アルゼンチン戦出場15人」を金田喜稔が採点

短時間でアピールしたい食野の思いは理解できるが…

<途中出場>
■相馬勇紀(名古屋グランパス/MF/←後半21分IN)=★★★

 瞬間的なスピードで相手をかわすなど、左サイドでアクセントになっていた。思いきりも良く、途中出場からでも流れを変えられる存在として面白い存在だ。

■古賀太陽(柏レイソル/DF/←後半21分IN)=★★★

 果敢に仕掛けていた相馬とセットで左サイドに投入され、後方を的確にカバー。機を見た攻撃参加も見せるなど、積極的な姿勢を示した。

■食野亮太郎(リオ・アヴェ/FW/←後半33分IN)=評価なし

 五輪本大会メンバー入りに向けて、短時間でアピールしたいという思いは理解できる。ただ強引なターンからシュートを選んだシーンでは、周囲の味方も使えただけに、そこの判断には課題を残した。

■林 大地(サガン鳥栖/FW/←後半42分IN)=評価なし

 鳥栖で継続的に結果を残している選手で期待値は高いだけに、もう少し長い時間見てみたかった。

[PROFILE]
金田喜稔(かねだ・のぶとし)

1958年生まれ、広島県出身。現役時代は天才ドリブラーとして知られ、中央大学在籍時の77年6月の韓国戦で日本代表にデビューし初ゴールも記録。「19歳119日」で決めたこのゴールは、今も国際Aマッチでの歴代最年少得点として破られていない。日産自動車(現・横浜FM)の黄金期を支え、91年に現役を引退。Jリーグ開幕以降は解説者として活躍。玄人好みの技術論に定評がある。

(金田喜稔 / Nobutoshi Kaneda)



金田喜稔

かねだ・のぶとし/1958年生まれ、広島県出身。現役時代は天才ドリブラーとして知られ、中央大学在籍時の77年6月の韓国戦で日本代表にデビューし初ゴールも記録。「19歳119日」で決めたこのゴールは、今も国際Aマッチでの歴代最年少得点として破られていない。日産自動車(現・横浜FM)の黄金期を支え、91年に現役を引退。Jリーグ開幕以降は解説者として活躍。玄人好みの技術論に定評がある。

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