「素晴らしい気分」 39歳イブラヒモビッチ、母国代表“最年長”出場で決勝点アシスト
W杯予選のジョージア戦に先発出場、クラエソンのゴールを演出
ACミランのスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチが現地時間25日のカタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選のジョージア戦(1-0)で約5年ぶりに代表戦のピッチに立った。同代表最年長出場記録を塗り替えたカリスマは決勝点をアシストするなど健在ぶりを見せつけ、「代表デビュー戦のような気持ちだ」と試合後に語った。
イブラヒモビッチは2016年の欧州選手権を最後にスウェーデン代表から退き、クラブでのプレーに専念していた。その後も代表復帰に関する話題が繰り返されていたが、ついに39歳でカムバックを果たした。
背番号11を背負ったイブラヒモビッチは、“イブラヒモビッチ2世”とも言われたレアル・ソシエダFWアレクサンデル・イサクとの2トップでスタメン出場。すると0-0で迎えた前半35分、右サイドバックのDFミカエル・ルスティグのクロスをペナルティーエリア内右で受けると、胸トラップからそのまま右足で中央へ折り返し、MFヴィクトル・クラエソンの得点をアシストした。このゴールが決勝点となり、スウェーデンはW杯欧州予選初戦を勝利で飾っている。
5年ぶりに代表復帰したイブラヒモビッチは、39歳173日でスウェーデン代表の最年長出場記録を更新した。これまでの記録はGKトーマス・ラヴェリ氏の持っていた38歳と59日で、これを大幅に塗り替えた。
そしてイブラヒモビッチはスウェーデンの公共ラジオ「Sveriges Radio」で、「素晴らしい気分。初めての代表戦のような気持ちだ。アドレナリンがたくさん出た」と代表デビュー時のような新鮮な気持ちだと語った。「もっと多くのことができたと思う」と得点への思いもにじませたが、「それでも試合に勝ったことが最も重要」と久しぶりの代表戦での勝利の味を噛み締めていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)