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レスターがイタリアの知将&プレミアMVP慰留に全力 大幅な昇給オファーを提示へ
CL参戦に向けてラニエリ監督とマフレズの引き留めに動く
来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場が確定しているプレミアリーグ首位のレスターは、欧州最高峰の戦いに向け、評価を急激に高めている指揮官とプレミアリーグの年間最優秀選手に、大幅な昇給を盛り込んだ慰留オファーを準備している。英地元紙「サンデー・テレグラフ」が報じた。
今季34試合で17得点11アシストを記録し、PFA(プロサッカー選手協会)選定の年間最優秀賞を受賞したアルジェリア代表MFリヤド・マフレズに対して、すでにバルセロナやアーセナルといった強豪クラブが獲得を希望しているという。14年1月に加入したレフティーに対し、クラブは絶対的エースで最高給のイングランド代表FWジェイミー・ヴァーディと同等の週給7万5000ポンド(約1200万円)という待遇を用意して慰留に努める構えのようだ。
レポートによれば、レスターはマフレズとの交渉を近日中に開始し、シーズン終了までには完了させたいと目論んでいるという。ヴァーディとともにチームをけん引する二枚看板の一人の慰留は、来季CLに向けて最優先事項の一つと言えるだろう。
そして、忘れてはならないもう一人の立役者がクラウディオ・ラニエリ監督だ。今季開幕直前に3年契約で就任したイタリア人監督に対し、クラブは給料倍増となる年俸300万ポンド(約4億8000万円)を提示。さらに引き抜きを恐れるレスターは、わずか100万ユーロ(約1億2000万円)にも満たないというラニエリ監督の契約解除金の撤廃も熱望している。
中盤で攻守の要として活躍するフランス代表MFエンゴロ・カンテや、守護神のデンマーク代表GKカスパー・シュマイケルにも引き抜きの噂があるなど、このままではビッグクラブの草刈り場となる可能性も否めないレスター。主力の引き留め工作に全力を尽くす必要がありそうだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images