日本代表、“ライバル”韓国に歴史的完勝! 10年前の日韓戦を再現…3-0と攻守に圧倒

日本代表が韓国に歴史的完勝【写真:Getty Images】
日本代表が韓国に歴史的完勝【写真:Getty Images】

前半に山根と鎌田、後半に遠藤が追加点を決めて快勝を収める

 日本代表は25日に韓国代表との国際親善試合に臨み、攻守に高い機能性を見せる完勝と言える試合内容で3-0の勝利を収め、10年前の札幌での勝利の再現とも言える快勝劇を演じた。

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 森保一監督は右サイドバックに代表初招集となったDF山根視来を起用。MF遠藤航とのダブルボランチは、1月にポルトガル1部サンタクララへ移籍したMF守田英正がパートナーを務めた。欧州でプレーする選手も招集される日韓戦は、2011年8月の国際親善試合(3-0)以来、10年ぶりとなった。

 最初の決定機は日本だった。前半6分、高い位置でボールを奪ってのショートカウンターで、ペナルティーエリア内でFW大迫勇也がボールをキープ。攻撃参加したDF佐々木翔につなぐと、中央へのラストパスをMF鎌田大地がワンタッチで狙ったが、わずかに枠を外れた。さらに同10分には、ショートコーナーからの展開でフリーになったMF遠藤航がヘディングシュートを狙ったが、クロスバーに当たってゴールとはならなかった。

 そしてゴールへの圧力をかけながら迎えた同17分、ペナルティーエリアの境界線付近で相手に当たって浮いたボールを、大迫がバックヒールで最終ラインの背後へ。そこに抜け出してきた山根が右足で強烈なシュートを決め、史上33人目となる代表デビュー戦での初ゴールを記録した。

 さらに同27分には自陣でボールを奪ったところから縦に入れたボールを大迫が収めて、フォローしてきた鎌田にパス。右サイドからカットインした鎌田はペナルティーエリア内から右足シュートを決め、2-0とリードを広げた。

 森保監督は後半からMF江坂任を鎌田との交代で代表デビューのピッチに送り込んだ。一方、韓国を率いるパウロ・ベント監督はGKを含む3人の交代で試合の流れに変化を与えにかかった。

 後半に入っても日本は前線からのプレスとダブルボランチのボール奪取から始まるショートカウンターが機能し、ゴール前のチャンスを作った。MF南野拓実や江坂がペナルティーエリア内でシュートを放つ場面も作ったが、スコアは動かずに試合が進み、同21分には佐々木に代えてDF小川諒也も代表デビューのピッチに立った。

 ゲームを上手く運べない韓国はフラストレーションも見せ、後半半ばにはDF冨安健洋がボールのないところでMFイ・ドンジュンから肘打ちを受ける場面もあった。それでも冷静にボール際で負けないプレーを続けた日本は、前線をFW浅野拓磨やMF古橋亨梧に入れ替えつつ戦いを進めると、同38分に江坂のコーナーキックを遠藤が頭で決めて試合を決定づけた。その後、MF川辺駿とMF脇坂泰斗が代表デビューのピッチに立った。

 韓国に3-0での勝利を収めた日本は、セットプレー以外でペナルティーエリア内への侵入を数えるほどしか許さず、逆に少なくない決定機も作り出した日本は攻守に完勝と言える試合内容を披露。30日のワールドカップ(W杯)アジア2次予選のモンゴル戦、そして9月に始まるW杯アジア最終予選に向けても好材料を手にする試合になった。
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(FOOTBALL ZONE編集部)



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