欧州組不在も言い訳せず 韓国ベント監督、3失点完敗に選手を擁護「唯一の責任者は私」
ソン・フンミンら欧州組の主力不在も「選手たちは全力でプレーした」と言及
韓国代表は25日、国際親善試合で森保一監督率いる日本代表と対戦。前半に2失点を喫する苦しい展開を強いられ、最終的に0-3で完敗を喫した。パウロ・ベント監督は試合後、「唯一の責任者は私」と選手たちを擁護している。
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10年ぶりに行われた親善試合の日韓戦、韓国はエースのソン・フンミン(トッテナム)が負傷で招集を辞退。対する日本はMF南野拓実(サウサンプトン)やFW大迫勇也(ブレーメン)ら欧州組8人を先発起用し、現状のベストメンバーで臨んだ。
序盤から攻守に高い機能性を見せた日本は前半17分、ペナルティーエリアの境界線付近で相手に当たって浮いたボールを、大迫がバックヒールで最終ラインの背後へ。そこに抜け出してきたDF山根視来(川崎フロンターレ)が右足で強烈なシュートを決め、史上33人目となる代表デビュー戦での初ゴールを記録した。
さらに同27分には自陣でボールを奪ったところから縦に入れたボールを大迫が収めて、フォローしてきたMF鎌田大地(フランクフルト)にパス。右サイドからカットインした鎌田はペナルティーエリア内から右足シュートを決め、2-0とリードを広げた。
後半にも決定機を作った日本は、同38分にMF遠藤航(シュツットガルト)がチーム3点目を奪ってダメ押し。データ分析会社「オプタ」によれば、韓国戦では歴代最多タイとなる3点差の勝利(通算3度目)になったという。
韓国としてはライバル国の日本相手に完敗を喫したなかで、ベント監督は試合後のオンライン会見で、ソン・フンミンら欧州組の主力が不在だったことについて、「もし欧州組が来ていれば結果は違ったかと、それは言うべきことではない」と前置きしたうえで、自らに責任を向けた。
「それを話すのは真摯な姿勢ではない。すべての選手に能力があるべきで、(昨年)11月もそうだったがこういう状況で戦っていて、常に選手が揃わない。それはゲームのスタイルなどに影響はあるし、代表のプロセスにも影響は及ぼす。良い結果を得るには難しくなっている状況ではあるが、欧州組がいれば勝てたなどという言い方をすべきではない。唯一の責任者は私であり、選手たちは全力でプレーしたと思っている」
ベント監督は、あくまで日本に完敗を喫したのは自らの責任だと、選手たちを擁護していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)