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奈良クラブ、注目の“鹿”ユニフォーム 新デザインにこめた3つのコンセプトとは?
【浜田満社長インタビュー|第3回】ユニークデザインで注目されるユニフォームで鹿を起用
奈良からJリーグへ――。JFL奈良クラブの浜田満社長が「Football ZONE web」のインタビューに応じた。8歳の頃、バルセロナキャンプに参加したMF久保建英(ヘタフェ)を“発掘”した浜田社長は今季で就任2年目。2019年に観客数水増しが判明し、逆風のなか様々な施策を打って立て直しを図っている。今季は奈良のシンボルでもある「鹿」をユニフォームにデザインし、“つながり”をアピールしていく。(取材・文=Football ZONE web編集部・小杉 舞)
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奈良クラブのイメージカラー、青と赤が映えるユニフォーム。青のシャツに前面には赤く大きな赤い鹿がモチーフとなり描かれている。毎年ユニークなデザインで注目を集める奈良クラブは、今季満を持して「鹿」を起用。伝統である「勝利のラインダンス」で肩を組むと鹿がつながるようなデザインとなっている。今季のユニフォームについて、浜田社長は思いを明かした。
「鹿は僕らにとって神様みたいなもの。鹿をモチーフに何かできないかな、というのは最初からあった。奈良県民は鹿が道端を歩いていることが当たり前だと思っているけど、実は、世界的に見ても、凄いことなんです。もっと奈良のクラブとして、発信した方がいいんじゃないかと思っていた。もっと鹿に寄っていいんじゃないかな、と。鹿島アントラーズに対して遠慮もあった(笑)。自由に跳ねる鹿を使いたかった」
躍動する鹿が描かれているユニフォームにはコンセプトが3つある。共通するのが「つながる」。1つ目は地元・奈良で団結力を見せるということだ。
「奈良という地形、文化のなかで、大きな企業はないし小さな力しかない。その力をどうやったら大きくできるか考えた時に、我々は小さいながらも集まってつながっていく。だからつながっていくということで強くなる」
2つ目はコロナ禍によって、オンラインでもコミュニケーションを取り続けること。「ソーシャルディスタンスと言われている状況で1年間つながれない状況でやってきた。でも、やっぱりつながることが大切だと感じた」と、オンラインでもイベントなどを開催し続ける。そして、3つ目が“オフライン”でつながりを持つことだ。