「Jリーグのことを聞いてくる」 U-24代表DF菅原、欧州スカウトとの実話を告白
Uー20W杯の中止に言及し、次世代のタレントたちへエール「いくつも道はある」
東京五輪世代のU-24日本代表は25日、国際親善試合のU-24アルゼンチン代表戦(26日=東京スタジアム/29日=北九州スタジアム)に向けたオンライン取材を実施した。南米の強豪国との一戦に向け、DF菅原由勢(AZ)は意気込みを示すとともに、新型コロナ禍により中止されたUー20ワールドカップ(W杯)にも言及した。
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U-24日本代表は、五輪南米予選を1位で通過したアルゼンチン代表と26日に対戦。29日の試合を含めた2連戦となるなか、海外組の1人として招集された菅原は「トップレベルの国。決まった時から楽しみだった。どういう戦い方、どういうサッカーをするかも楽しみ」と述べつつ、「オランダではいろいろな選手とやってきているので、共通するものを引き出しながら試合中に調整、見るところは見ながらベストを見つけてやっていければと思う」と、欧州での経験を活かしたプレーを視野に意気込みを語った。
今季、所属クラブでレギュラーとして活躍する菅原は、2019年6月に名古屋グランパスからAZへ移籍。加入直前にはU-20W杯(ポーランド大会)に出場し、右サイドバックとしてチームのグループリーグ突破に貢献した。自身の成長を促したとも言えるこの大会だが、今年5月に予定されていたインドネシア大会は新型コロナ禍により中止に。開催地は次回の大会に引き継がれ、2023年に実施されることになった。
このことについて問われた菅原は、「若い選手、特に海外に行こうと思っていた選手には難しいし、次を考えづらいと思う」と憂慮。一方で「今はオランダにいて、スカウトとも話すけど、Jリーグのことを聞いてくる。Jリーグの若い選手に良い選手がいて、何人かどうなんだと聞かれた名前もある。Jリーグで何試合も活躍することで掴むチャンスもあると思う。一つではなく、いくつも道はあると思うので、信念と強い気持ちを持っていれば叶うと思う」と、現地での実情を踏まえつつ、次世代のタレントたちへエールを送った。
(FOOTBALL ZONE編集部)