5月4日の欧州CLシティ戦で主力揃い踏みか

　その後もクロスに対して飛び込んだベイルとハメスのポジショニングが重なるなど、ちぐはぐな攻撃が目立ったが、レアル看板の「BBCトリオ」で唯一ピッチに立つベイルがその本領を発揮した

　35分、右サイドのMFルーカス・バスケスのクロスに相手マーカーの背後からベイルが競り合う。頭ひとつ飛び出た衝撃的なヘディングシュートでゴールネットを揺らした。前節ラージョ・バジェカーノ戦の2得点に続く2試合連続の値千金弾で、チームに勝ち点3をもたらした。

　ベイルは故障こそ多いものの、今季リーグ戦22試合で19得点11アシスト。前節ラージョ・バジェカーノ戦も2ゴールの大活躍で3-2での逆転勝利の主役となった。フットボール史上最高額となる128億円の移籍金で2013年にトットナムからやってきた男は試合に出れば決定的な仕事を続けている。マンC戦で主力の復帰が予想されるが、救世主ベイルは、シーズン終盤でロナウドから白い巨人の主役の座を奪うような活躍を見せている。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images