C・ロナウドの「イタリアでの冒険は終わった」 レアル“復帰説”をスペイン紙指摘
ユベントスのCL敗退、リーグ10連覇に黄信号で高まるC・ロナウドへの批判
ユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドに、レアル・マドリード復帰説が浮上してメディアを賑わせている。スペイン紙「マルカ」は「イタリアでの冒険が終わったことを彼は理解している」とレポートし、レアルからの要請で復帰する可能性があることを指摘した。
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ロナウドは2018年に9年間在籍したレアルを退団し、ユベントスへ渡った。1年目に公式戦43試合で28得点、2年目の昨季は46試合で37得点とイタリアでもゴールを量産してきた。
しかし、今季はチームが低迷し、インテルとACミランのミラノ勢に遅れを取る格好でリーグ10連覇が遠のいている。1995-96シーズン以来となる悲願のタイトル獲得を狙ったUEFAチャンピオンズリーグ(CL)も、ベスト16で敗れ、敗退後にはメディアからロナウドに対する批判が噴出し、退団報道も過熱していた。
ユベントスは今季開幕前にマウリツィオ・サッリ前監督を解任し、U-23チームの指揮官に就任予定だったOBのアンドレア・ピルロを抜擢してトップチームの監督に据えた。ロナウドは当時からこの決断に納得しておらず、そして皮肉にも現在のチーム状況がロナウドの考えが正しいことを証明する結果になったと、同紙は指摘している。そして、ロナウドはユベントスからの退団を準備しているという。
「(ロナウドとレアルが)再会を果たすための第一歩は、彼がユベントスを去ることだ。彼はイタリアでの冒険が終わったことを理解している。
彼はチャンピオンズリーグ制覇を目指すプロジェクトの中心となり、ユベントスをレアル・マドリードのようなヨーロッパの強豪にするためにマドリードからトリノへやってきた。
しかし、思うようにはいかず、準々決勝へ進出したのが1回だけだった。その苦悩もあり、彼はユベントスから去る準備をしている」
レアルを率いるジネディーヌ・ジダン監督もロナウドの復帰説を否定することはなかった。在籍9年間で450得点をマークした稀代のゴールマシンは、再び“エル・ブランコ”でプレーすることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)