バイエルン移籍希望のドルトムント“裏切りのキャプテン” 本拠地で勝利も容赦ない大ブーイング

サポーターから「船を見捨てる船長」の声も

 今季終了後のバイエルン・ミュンヘン移籍の希望を発表した「裏切りのキャプテン」こと、ドルトムントのドイツ代表DFマッツ・フンメルスが30日の本拠地ヴォルスフブルク戦で先発フル出場を果たした。チームは日本代表MF香川真司の1ゴール1アシストの活躍もあり5-1と大勝している。

 ジグナル・イドゥナ・パルクの超満員のサポーターは裏切り者に容赦なかった。試合前のウォーミングアップで登場したキャプテンはスタンドから厳しい罵声を浴びせられた。メンバー発表で名前が呼び上げられると、大ブーイングが巻き起こった。試合中もボールに触るたびに、口笛や罵声が巻き起こった。まるで罪人のようだった。

 ポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキ、ドイツ代表FWマリオ・ゲッツェに続く、サポーターにとっては不倶戴天の敵への主力の悪夢の移籍。サポーターは許せなかった。スタンドには「船長が船を見捨てるとは」とドイツ語で横断幕が登場した。この試合前はフンメルスの話題でドイツ国内外で持ちきりだった。

 

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