「首都で進化を続けている」 レアル17歳中井、“10番”での華麗ミドル弾に海外注目
“10番”を背負ったフベニールBラス・ロサス戦でカットインから先制点を記録
スペインの名門レアル・マドリードのフベニールB(U-18相当)に所属する17歳MF中井卓大は、3月21日に行われた第18週のラス・ロサス戦(2-1)で先発し、鮮やかなミドル弾で先制点を決めた。海外でも「ピピは首都マドリードで進化を続けている」と報じられている。
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“ピピ”の愛称で知られている中井は、2013年に9歳でレアルの下部組織に入団。加入後から順調に昇格し、今季からフベニールBに所属しているが、昨年8月に開催されたフベニールA(U-19相当)の選手が出場するUEFAユースリーグに“飛び級”で登録された。同年10月の国際Aマッチウィーク中には、多くの代表選手が不在のなかで、トップチームのトレーニングにも招集されていた。
3月21日に行われたフベニールBのラス・ロサス戦では、「10番」を背負って中盤3枚のインサイドハーフで出場。前半8分、ペナルティアーク左でこぼれ球を拾うと、カットインから右足を一閃。エリア外から放たれたシュートは、横っ飛びした相手GKの脇下を抜けるようにゴール右隅に突き刺さった。
レアル公式ツイッター日本語版が「中井卓大 先制ゴール!!」とゴール動画を公開。スペインでプレーするアジア人選手を専門に扱う「Fútbol Asia España」は、これを引用する形で「ピピは首都(マドリード)で進化を続けている」と報じた。また、中井は自身の公式インスタグラムのストーリー(24時間で自動削除される写真・動画)で、関係者からの「言葉も出ない」との称賛に「Gracias(ありがとう)」と答えている。
下部組織の試合とはいえ、この日はレアルの“10番”をつけたこともあり、日本のファンの期待も一層高まっている。