ユニフォームを相手に投げつけ… ハーランド、終了後14秒での“退散劇”に反響拡大
ケルンDFメレに放り投げるようにユニフォームを渡して足早にロッカールームへ
ドルトムントのノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドは、現地時間20日のブンデスリーガ第26節ケルン戦(2-2)でタイムアップと同時に自身のユニフォームを相手選手に放り投げてピッチを去った。その行為に非難が殺到し、海外メディアもわずか14秒での“退散”に注目している。
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ドルトムントは前半3分、ドイツ代表MFエムレ・ジャンのロングフィードをペナルティーエリア内で受けたハーランドが、絶妙なドリブルから相手GKとの1対1を制して先制に成功する。
しかし、前半35分にPKで同点とされると、後半20分には勝ち越しを許してしまう。後半45分に右サイドを苦したFWアンスガー・クナウフのクロスを、ハーランドがファーサイドでスライディングしながら合わせて2-2に追いついたが、14位のケルン相手に勝ち点1の獲得にとどまった。
ハーランドは試合展開にフラストレーションが溜まっていたのか、タイムアップと同時に脱いだユニフォームをケルンのスペイン人DFホルヘ・メレに放り投げるように渡し、足早にロッカールームへと下がっていった。
オランダのサッカー専門誌「Voetbal International」は、「同点に追いついたにもかかわらず、ハーランドは怒ってシャツを脱ぎ、相手選手のホルヘ・メレ(ハーランドのユニフォームを欲しがっていた)に投げつけ、フィールドを去った。試合終了からわずか14秒後、すでにロッカールームへのトンネルを抜けていた。同僚との会話やコーチたちとのコンタクトもなかった」と伝えている。
ドイツ紙「ビルト」によれば、ハーフタイムの時点でFワードを発するなど爆発の“兆候”はあったという。ドルトムントの地元紙「ルール・ナハリヒテン」は、「ドルトムントはハーランドがいなければ降格を争う。ただ、ドルトムントにとっては、ハーランドだけでは十分じゃない」と移籍話も過熱しているハーランドについてレポートしている。
ドルトムントとしては、ブンデスリーガ史上最年少で36戦34ゴールを挙げているハーランドのモチベーションはキープしたいところだろう。