U24代表FW林大地、堂安&三笘を刺激に初招集 G大阪アカデミー出身「何歩も先にいる」
堂安に代わってU-24日本代表に初選出となった林大地が取材に対応
東京五輪世代のU-24日本代表は22日、国際親善試合・U-24アルゼンチン代表戦(26日=東京スタジアム/29日=北九州スタジアム)に向けて合宿をスタートさせた。2試合で指揮を執る横内昭展監督のもと、南米の強豪相手に強化を図る。今回、負傷によりMF堂安律(ビーレフェルト)が不参加となり、FW林大地(サガン鳥栖)が代わって招集。同じく大学サッカー出身のMF三笘薫(川崎フロンターレ)やガンバ大阪ジュニアユース時代の仲間たちから刺激を受けて成長してきたストライカーは、驚きの初選出にアピールを誓った。
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「正直、びっくりしている。代表活動に呼ばれたことがなかったので、ユニバ(ユニバーシアード日本代表)で戦っているメンバーが(東京五輪世代の活動に)選ばれているのを見て、『いつか自分も』と思っていた。でも、びっくりしている。ゴールに向かう推進力や、難しい体勢でもゴールを目指す力強いプレーを見せたい。(鳥栖の)金明輝監督から『日々の積み重ねが大事だ』と言われていて、試合に対する準備がつながっていくと思っている」
大阪体育大在学時の2019年に特別指定選手として鳥栖でデビュー。プロ1年目の昨季は31試合9得点の活躍を見せた。もともとG大阪ジュニアユース出身で、DF初瀬亮(ヴィッセル神戸)やMF市丸瑞希(FC琉球)、FW高木彰人(ザスパクサツ群馬)ら2017年U-20ワールドカップ(W杯)メンバーとともに中学時代に全国三冠を達成した世代だ。1学年下には今回不参加となった堂安とMF食野亮太郎(リオ・アヴェ)がいる。そのなかでなかなか試合に出られなかった林は履正社高に進学。全国選手権でベスト8入りを成し遂げ、大阪体育大時代には点取り屋としての才能を開花させた。
「中学校の頃は(代表は)自分にはまったく無関心な話だった。ガンバの時も周りと仲が良かったので、ただただ凄いな、と。呼んでもらった時に負傷していることを知らなかったので、(堂安)律と久しぶりに会えるのかな、と思って楽しみにしていた。いつか会えるように自分も頑張りたい。(食野)亮太郎は、大学生の時にガンバと湘南の試合を見に行ったけど、途中から出てゴールを決めているのをスタンドで見ていて、自分ももっとやらないとダメだなと勝手に刺激をもらっていたので楽しみ」
これまで代表とは無縁だった。そのなかで大きな存在となっていたのが、同学年の三笘。林もプロ1年目で9得点したが、王者・川崎で圧倒的な力を見せていた三笘の姿に何度も発奮した。
「大学の頃から自分より何歩も先にいる。もちろん刺激にはしていたけど、薫ほどの実績も結果も残していないので、勝手に個人的に刺激をもらっている感じです」
今季もここまで6試合3得点。新星FWは強豪アルゼンチン相手にどのようなプレーを見せるのか。点取り屋の活躍に期待が懸かる。