西川周作、3年4か月ぶり代表復帰の思い 「目指すのを止める時がサッカーを止める時」

代表に復帰した浦和GK西川周作【写真:Getty Images】
代表に復帰した浦和GK西川周作【写真:Getty Images】

チーム最年長として2017年以来の日本代表に復帰

 3月の国際Aマッチウィークで、国際親善試合・韓国戦(25日)とワールドカップ(W杯)2次予選モンゴル戦(30日)に臨む日本代表が集合して、22日から合宿がスタートする。2017年以来の代表復帰となったGK西川周作(浦和レッズ)がトレーニング前にオンライン取材に応じ、チーム最年長として果たすべき役割やW杯への思いを語った。

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 西川は2018年ロシアW杯に向けた最終予選10試合のうち、前半5試合でゴールを守ったが、その後に浦和での監督交代などもあり、パフォーマンスを落として代表から外れた。本大会への選出も逃し、サンフレッチェ広島時代に監督と選手の関係だった森保一監督が日本代表を率いるようになっても声が掛からなかったが、ようやく代表復帰のチャンスを掴んだ。

「率直に、またここでプレーできるのが光栄。選手である以上、目指している場所であるし、また戻ってこられて嬉しい」と、トレードマークの笑顔を見せた西川は、代表への思いをこう明かしている。

「1人の選手として、一番上の日本代表という場所を目指すのを止めた時が、自分がサッカーを止める時かなと思う。まだまだ上手くなりたいし、人としても成長したい。この場所を目指すのが一番モチベーションになった。常に日本代表の試合や結果は気にしていたし、どんな選手が選ばれているのかチェックしていた。広島時代に2年間お世話になった森保さんだし、昨日の夜に合流しての今だけど、コーチングスタッフや監督も、いい雰囲気の中でトレーニングや試合ができるんじゃないかと思う」

 西川はロシアW杯への代表メンバー発表があった翌日に行われたガンバ大阪戦後に、「次の目標として、2022年のカタールW杯でゴールを守りたい」と話していた。その思いを叶えるには、現在の新型コロナウイルスによう社会情勢などで、選考対象から外れた選手もいるなかで復帰した今回は、森保ジャパンにおいては最初で最後のチャンスになるだろう。それでも、14年のブラジルW杯でベンチから試合を見つめただけで終わった時間を忘れてはいない。

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