「ベンジャミン・バトンのよう」 “代表復帰”イブラヒモビッチ、1ゴールで勝利に貢献
イブラヒモビッチは先制ゴールでミランの公式戦4試合ぶり勝利に貢献
イタリア・セリエAの名門ACミランは、現地時間21日のフィオレンティーナ戦に3-2の勝利。公式戦で4試合ぶりの勝利では、スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチも1ゴール。試合後に「ベンジャミン・バトンのような気分だ」と、映画の主人公に自分をなぞらえた。
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ミランは前半9分にイブラヒモビッチが先制ゴール。その後、一度は逆転を許したものの後半の2ゴールで勝ち越した。負傷に苦しんだトルコ代表MFハカン・チャルハノールが決勝ゴールを奪うなど、戦力も整いつつある。
試合後、イブラヒモビッチは中継を担当した衛星放送局「スカイ・スポーツ」に対して「今日の試合はEL(UEFAヨーロッパリーグ)で敗退した直後で、もうリーグ戦しか目標がない中で非常に重要だった。正しいメンタリティーでプレーしたし、勝利に向けて全てを尽くした。自分たちの特徴を示すことができた。チームを勝たせたいと思うし、ピッチの中でも外でも責任を負う」と、勝利の持つ意味を語った。
イブラヒモビッチは、3月の代表シリーズで約5年ぶりにスウェーデン代表に復帰する。それについて「代表チームは自分にとってボーナスのようなもの。5年ぶりにプレーできて光栄だ」として、39歳でのプレーに「ベンジャミン・バトンのような気分だ。年齢を重ねるほど、若く感じる」と話した。2008年に公開された「ベンジャミン・バトン数奇な人生」は、ブラッド・ピットが主演で年を重ねるごとに姿が若返っていく男が主人公の映画だった。
ミランは首位インテルより1試合消化が多いながら勝ち点6差の2位と、リーグ優勝に向けての状況は決して良くはない。しかし、イブラヒモビッチやチャルハノールが復帰してシーズン前半戦のような勢いを取り戻せば、最後の最後まで何かを起こす可能性は十分にありそうだ。