浦和、“安定”の立ち上がりから一変…5失点の“守備崩壊” 指揮官嘆き「足元のプレーが…」

交代でも状況打開できず…指揮官が分析「選手が代わって、また少し変わった」

 一方で、交代策で2列目を総入れ替えした形になった浦和は、前半以上に相手の背後を取る動きがなくなり、川崎の最終ラインが高くキープされたままになった。これにはロドリゲス監督も「ハーフタイムには前半よりも裏を狙っていこうという話をしていたが、結果、足元のプレーが増えてしまった。あとは選手が代わって、また少し変わってしまった」と話す。前半の良かった部分の継続から、指揮官が授けた狙いをピッチ上の選手たちが表現できていない部分も多々あった。

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 確かにこの試合の浦和は、前半30分くらいまでは昨季王者で今季も無敗でリーグ戦を進めている川崎と互角に渡り合った。しかし、ちょっとしたところから一気に崩れる脆さを内包していることがハッキリと示されてしまい、指揮官もまた「集中を切らした瞬間、少し隙を見せた瞬間に、今日の試合のようになってしまう」と嘆いた。

 試合終了後には選手たちの場内一周を、ロドリゲス監督も共に歩いた。手応えを感じた30分から大敗へと転じたこの日の姿から、浦和はどのように変わることができるのか。その道のりには光明と大きな課題がどちらも顔を見せている。

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