英国から”逃亡した男”がプレミアMVPへ 躍進レスターで輝くレフティーが衝撃の過去を告白

まるで映画のワンシーンのように…

「数日後、代理人は僕に言ったよ。『リヤド、チケットを送ったから今すぐバスに乗れ。グラスゴー駅に行って、空港行きの電車に乗るんだ。そこでパリ行きのチケットを買いなさい』って。僕は英語を全く話せなかった。トレーニンググラウンドにスパイクを脱ぎ捨てた。ホテルの人に自転車を借りて、フットボールのトレーニングシューズを履いて、バッグに荷物を詰めて誰にも何も言わずに行った。ホテルの受付を避けて階段を使って、受付の女性にすら何も言わなかったよ」

 まるで映画のワンシーンのように、英国からの脱出を果たしたマフレズ。その後、アマチュアのカンペールでプレーした後にル・アーブルと契約。14年1月には再び英国へ舞い戻ってきた。リーグMVPに輝いた男も、ここまでたどり着くまでには波乱万丈のキャリアを送っていた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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