レアルOB、“怪物”ロナウドの衝撃を回想 「叫んで、拍手して、叫んで、頭を下げ…」

レアル時代のFWファン・ニステルローイとFWロナウド【写真:Getty Images】
レアル時代のFWファン・ニステルローイとFWロナウド【写真:Getty Images】

ファン・ニステルローイ氏はロナウドは怪我や体重の問題があっても異次元だったと証言

 かつてマンチェスター・ユナイテッドやレアル・マドリードで活躍したルート・ファン・ニステルローイ氏が、レアル時代を回想。元ブラジル代表FWロナウド氏のプレーを練習で見て、衝撃を受けたと語っている。英紙「デイリー・メール」が伝えた。

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 ロナウド氏はバルセロナ時代の1996-97シーズン(34得点)、インテル初年度の1997-98シーズン(25得点)に驚異的なスピードのドリブルでリーガ・エスパニョーラを席巻。“怪物”として恐れられ、1997年にはバロンドールも受賞した。99年に右膝靭帯損傷、翌2000年には同箇所を断裂と大怪我を負い、切れ味は低下してしまったものの、2002年から5シーズン所属したレアルでもエースとして活躍した。

 一方、プレミアリーグの名門ユナイテッドの黄金期を支え、2006年にレアルへと移籍したファン・ニステルローイ氏。当時、“怪物”ロナウド氏はすでに大怪我や体重に問題を抱えていたのだが、それでもそのパフォーマンスは脱帽に値するものだったという。

 ファン・ニステルローイ氏は、ユナイテッド時代のチームメイトである元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏のポッドキャスト番組「FIVE」で、「レアルと契約して、もちろんそこには“フェノメノ”ロナウドがいた。あの時すでに彼が膝に多くの怪我を負い、体重の問題もあったことは周知の事実だ」と述べたうえで、このように続けている。

「しかし、練習で4対4をやったら……。リオ、信じられなかったよ。私は叫んで、拍手をして、また叫んで、頭を下げた。『今こんなプレーをするのに、最盛期だったら? なんてことだ、ありえないよ』って感じだった。これまで見てきたなかで、一番素晴らしい能力の持ち主だった」

 さらに、ファン・ニステルローイ氏は、当時レアルにいた元イタリア代表FWアントニオ・カッサーノ氏もロナウド氏に「もし怪我をせず、もっとプロフェッショナルな生き方をしていたら、君はバロンドールを7回か8回は取っていた」と言っていたことを明かし、「私もそう思う。もちろん私たちは皆、チャンピオンズリーグで優勝したし、サッカーのトロフィーは片っ端から手にしたチャンピオンだが、彼(ロナウド氏)が怪我やライフスタイルなどをきちんとできていたら、オーマイゴッド、想像もできない」と語った。

 間近で見た“怪物”ロナウドの衝撃は、今でも記憶に残るほど凄まじいものだったようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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