「C・ロナウドに支配された恥ずべきチーム」 ユーベOBが低調な古巣に苦言
元ユベントスDFブルーノ氏、伊メディアで持論を展開
イタリア・セリエAの名門ユベントスは、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16でポルトと2戦合計4-4で引き分け、アウェーゴール差での敗退となった。これを受けて、かつてDFとしてユベントスなどでプレーしたパスクアーレ・ブルーノ氏はチームのマネジメント面での問題を指摘している。スペイン紙「マルカ」が報じた。
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ユベントスは2018年夏、1995-96シーズン以来となる欧州王者への返り咲きを目指す切り札として、レアル・マドリードからポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを獲得。だが、そこからの2シーズンのCL成績はベスト8敗退、ベスト16敗退に終わっていた。
そして今季、アンドレア・ピルロ新監督の下で“3度目の正直”としてCLに臨んだが、ラウンド16の敵地での第1戦を1-2で落とすと、第2戦では延長戦までもつれ込む熱戦を3-2で制したものの、2戦合計4-4となり、アウェーゴール差で2年連続のベスト16敗退。切り札のはずのロナウドは、今回の2試合でノーゴールという結果に終わった。
ブルーノ氏はイタリアのテレビ番組「TikiTaka」で、「チームのマネジメントがすべてを台無しにしている」と述べ、こう続けている。
「彼らは(マウリツィオ・)サッリと契約するために、(マッシミリアーノ・)アッレグリを解任した。しかし、彼もわずか1シーズンでクビ。なぜなら、ロナウドや彼のチームメートが仕切っているから。選手たちが言いたいことを好き勝手言えるような印象だが、それは間違えている。決断を下すのは彼らではない」
そして、イタリア代表DFレオナルド・ボヌッチや同DFジョルジョ・キエッリーニという“古株”選手を称賛しつつも、ヨーロッパの舞台で結果のついてこない古巣ユベントスに対し、「クリスティアーノ・ロナウドに支配された恥ずべきチーム」と厳しい言葉を浴びせた。
9連覇中のセリエAでも、今季は今一つ波に乗れず、現在はインテルに首位快走を許している。リーグタイトルも逃すことになれば、チームへの批判はさらに高まりそうだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)