指揮官のチーム作りの手法も批判

　指揮官批判は、起用法だけでなくチーム作りにまで及んだ。イは「パーデューはとても短いビジョンでチームを動かしている。僕らは素晴らしいメンバーを抱えているのに、彼は誰かが負傷するまで同じ選手たちでプレーするんだ」と痛烈に批判した。

　そして、これ以上はパーデュー監督の下でやっていけないと移籍をほのめかす発言も飛び出している。

「クリスタル・パレスと2018年まで契約を結んでいるけど、今のままでは来季も残る理由はない。僕は、他のクラブと話をするべきだと思っている。十分な機会があって、その上で失望されるというなら、なんの言い訳をしようもない。でも僕にはその機会すらないんだ」

　09年にボルトンに加入して以降、イングランド生活が6年目となるイだが、監督に振り回される状況にフラストレーションは最高潮に達しているようだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images