東京五輪“熱望”の堂安 ビーレフェルトSDはコロナ禍の代表招集に懐疑的「抵抗がある」
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アラビSDがコロナ禍での代表遠征に難色「良い印象を持っていない」
東京五輪世代でU-24日本代表に招集されたMF堂安律は、新型コロナウイルスがいまだ収束の兆しを見せていないなかでも今夏の五輪開催を熱望している。しかし、その一方で堂安の所属クラブであるビーレフェルトのスポーツディレクター(SD)を務めるサミル・アラビ氏は、インターナショナルウィークでの選手遠征に懐疑的な考えを持っているという。ドイツ誌「キッカー」が報じた。
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すでにA代表の常連となった堂安だが、“U-24”で戦う今夏の東京五輪世代の1人で、ヘタフェのMF久保建英らとともに攻撃を牽引する選手として期待されている。
堂安は18日に発表された3月の国際親善試合の韓国戦とカタール・ワールドカップのアジア2次予選モンゴル戦に臨む日本代表に招集されなかったが、19日に発表されたU-24アルゼンチン代表と戦うU-24日本代表に招集された。
キッカー誌は、堂安が新型コロナウイルス禍でも今夏の五輪開催を熱望していると語ったことを伝えているが、その一方でビーレフェルトのアラビSDは選手の招集、遠征に関しては各国や各自治体が定めるガイドラインに従うものとしたうえで、「すべての国に選手を渡航させることには抵抗がある」と語り、現時点で選手を代表チームに送り出すことに「良い印象を持っていない」と明かした。
昨年11月、日本代表がオーストリア遠征を行った際もビーレフェルトは選手の国外遠征を許可せず、堂安の招集は見送られた。新型コロナウイルスはいまだ収束の気配を見せておらず、ビーレフェルトとしては依然として慎重な構えを取り続けているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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