チェルシーの堅守に「死角なし」 海外メディア注目「南野だけがネットを揺らした」
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チェルシーが13試合で失点したのはオウンゴールと南野が決めたゴールのわずか2点
チェルシーは現地時間17日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦の第2戦でアトレティコ・マドリードを2-0で破り、2戦合計スコア3-0で7シーズンぶりにベスト8進出を果たした。この試合でもクリーンシートを達成した一方、唯一“風穴を開けた”サウサンプトンの日本代表MF南野拓実に海外メディアは再び脚光を当てている。
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チェルシーは開始10分こそアトレティコの激しいプレスに苦戦するも、すぐに対応をし始め、前半34分に試合は動く。ドイツ代表MFカイ・ハフェルツのスルーパスに抜け出した同代表FWティモ・ヴェルナーが中に折り返し、モロッコ代表MFハキム・ジイェフが右足で流し込んだ。後半終了間際にも、投入されたばかりのイタリア代表DFエメルソン・パルミエリがカウンターからゴールを決め、試合は終了した。
クリーンシートを達成したチェルシーは、これでトーマス・トゥヘル体制になってからの公式戦13試合を9勝4分、15得点2失点、11クリーンシートと驚異的な数字を残している。1失点はプレミアリーグ第23節シェフィールド・ユナイテッド戦(2-1)でのドイツ代表DFアントニオ・リュディガーのオウンゴールだったため、チェルシーからゴールを奪った相手選手はサウサンプトンの南野ただ1人というデータに海外も注目している。
南野は先月20日に行われたプレミアリーグ第25節チェルシー対サウサンプトンの一戦で前半33分、イングランド代表MFネイサン・レドモンドからのスルーパスを受けて相手の最終ラインを突破。左斜め後ろからシュートブロックに来たスペイン代表DFセサル・アスピリクエタを嘲笑うかのようなキックフェイントを右足で入れ、対峙したセネガル代表GKエドゥアルド・メンディのバランスも崩した。それを見て、空いているゴール左端に右足アウトサイドで冷静に流し込んだ。
英データサイト「WhoScored.com」は公式ツイッターで、「これまでの期間で、南野はトゥヘル体制のチェルシーに対して唯一得点を決めた相手選手だ」と取り上げている。また、英メディア「SPORTS JOE」も公式ツイッターで「唯一南野だけが、チェルシーのネットを揺らした選手だ。死角なし」と南野に触れつつ、チェルシーの堅守を称えている。
チェルシーがクリーンシートを重ねれば重ねるほど、南野が決めたゴールを際立たせる。このゴール以来、約1カ月間も失点していないチェルシーから次は誰がゴールを奪うのか注目だ。
(FOOTBALL ZONE編集部)