「頭部から血が吹き出した」 恐怖の“顔面キック”が反響拡大「史上最悪のタックル」
レンジャーズFWルーフェがスラヴィア・プラハGKコラルへ足裏の「カンフーキック」で一発退場
スコットランド王者レンジャーズは現地時間18日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント2回戦第2戦でチェコ強豪スラヴィア・プラハと対戦し、ホームで0-2と敗戦。合計スコア1-3でベスト16敗退が決定した。そんななか、FWケマル・ルーフェによる相手GKへの“顔面キック”の反響が世界で拡大している。
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今季のレンジャーズはスコティッシュ・プレミアリーグで無双している。リーグ32試合終了時点で28勝4分と無敗を維持しており、宿敵セルティックに勝ち点20差をつけ、10年ぶりの優勝を飾っている。ELではベスト16第1戦でスラヴィア・プラハと敵地で1-1と引き分け、ホームでの第2戦を迎えた。
前半14分に先制点を与えたレンジャーズは、0-1で迎えた後半10分にリーグ戦10ゴールを記録している得点源のルーフェを投入する。しかし、わずか6分後の同16分に事件が起きる。ゴール前に放り込まれたボールに対しルーフェが反応した際、飛び出していた相手GKオンドレイ・コラルの顔面に右足の飛び蹴りをお見舞いする格好となり、主審は一発退場を命じた。
スパイクの裏がまともに直撃したことで、コラルの顔面は裂傷。流血も見られ、プレー続行は不可能と判断され、途中交代となった。あわや一大事の危険なプレーに海外メディアも続々と反応。英メディア「プラネット・フットボール」は「ゾッとするカンフーキック」と大々的に取り上げ、「彼はレッドカードになんの不満もなかっただろう」と、当然の退場であると主張していた。
また、英ラジオ局「talkSPORT」は「スラヴィア・プラハGKの頭部から血が吹き出した」と大々的に取り上げ、「史上最悪のタックル」と断罪。英メディア「GIVE ME SPORT」も「酷い損傷を確認され、多数の包帯が巻かれていた」と説明し、「不幸な事件」と指摘している。戦慄が走るルーフェの退場劇は、今後もしばらく波紋を呼びそうだ。