”永遠の王子”トッティが1年間の契約延長へ 40歳の来季も「ローマの10番」で躍動

直近4試合で3ゴール ジョーカーとして輝きを放つ

 ローマ”永遠の王子”フランチェスコ・トッティの雄姿を、もう1年見ることができそうだ。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が、トッティの契約について1年間の延長がされる見通しであると報じている。

 5月8日にホームのスタディオ・オリンピコで行われるローマ戦が、トッティの雄姿をホームスタジアムで見られる最後の機会になる見通しだったことから、サポーターの間では「トッティ・デー」と化す予定だったという。しかし、その予定は大きく変わりそうだと報じている。

 同紙では、現地時間28日にローマのジェームズ・パロッタ会長が、トッティの契約延長にGOサインを出したと報じている。これにより、最後の機会だったはずのキエーボ戦は、違った意味での「トッティ祭り」になるだろうとしている。

 今季のトッティは、シーズン途中にルチアーノ・スパレッティ監督が就任して以降は特に冷遇され、一時は指揮官と口論になるほどの確執があると報じられた。しかし、直近の4試合では途中出場で3ゴールと、チームに欠かせない存在としての地位を取り戻している。さすがに39歳になる年齢からもフル稼働とはいかないが、チームに違いをもたらす存在がベンチに控えることは好循環を生んでいる。

 1993年3月のデビューからローマ一筋で23年が経つ。日本で言えば、Jリーグ開幕から現在まで一つのチームでプレーし続けているような年月だ。しかし、40歳を迎える来季もジャッロ・ロッソ(赤と黄色)の10番は、王子の背中とともにあるということになりそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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