“タレント揃い”のU-24日本代表「ポジション別序列」 競争激化のスタメン候補は?
強豪アルゼンチン戦に臨むU-24日本代表23人を発表、経験豊富な海外組は7人を招集
日本サッカー協会(JFA)は19日、国際親善試合のU-24アルゼンチン代表戦(26日=東京スタジアム/29日=北九州スタジアム)に臨むメンバー23人を発表した。国際Aマッチウィークに開催されるため、森保一兼任監督の代わりに横内昭展監督が2試合の指揮を執る。今回は東京五輪世代で唯一、DF冨安健洋(ボローニャ)のみA代表に選出され、MF久保建英(ヘタフェ)やMF堂安律(ビーレフェルト)、昨季Jリーグで飛躍を遂げたMF三笘薫(川崎フロンターレ)らはU-24日本代表メンバーに入った。
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海外組7人、国内組16人が招集された今回の合宿での「ポジション別序列」を探っていく。
【GK】
大迫敬介(広島)
谷 晃生(湘南)
沖 悠哉(鹿島)
正守護神の候補は大迫。昨年1月のU-23アジア選手権では3試合すべてでゴールマウスに立ち、同世代のGK陣を引っ張ってきた。昨季からクラブでポジションを掴み取り、今季も開幕から先発出場を続けている谷と沖にもチャンスは十分にある。
【センターバック】
板倉 滉(フローニンゲン)
渡辺 剛(FC東京)
瀬古歩夢(C大阪)
町田浩樹(鹿島)
古賀太陽(柏)
原 輝綺(清水)
センターバック(CB)で抜きんでているのは板倉だろう。今季もフローニンゲンで主力として全26試合にフル出場中。A代表のスタメンである冨安とともに、3バック、4バックともに最終ラインを支える存在となる。継続されて招集されている選手が多いなか、残りの“イス”を巡る競争は激しい。同世代でキャプテンマークを巻く経験がある渡辺剛や、昨季ニューヒーロー賞とベストヤングプレーヤー賞を“ダブル受賞”したC大阪の若きディフェンスリーダー瀬古を筆頭に目立った活躍が求められる。古賀や原はCBだけでなくサイドバック(SB)としてもプレーできるため、サイドでの起用も考えられるだろう。
【ウイングバック/サイドバック】
菅原由勢(AZ)
旗手怜央(川崎)
相馬勇紀(名古屋)
中野伸哉(鳥栖U-18)
攻撃力の高い両翼となる。昨年10月、11月に行われたA代表の欧州遠征メンバーに選出された菅原、相馬は両サイドをこなすことができ、王者・川崎の左SBで主力を張る旗手も推進力が持ち味。17歳で4月から高校3年生になる鳥栖U-18所属の中野は、“飛び級”での初招集となるが、高精度のクロスが武器で、J1でアシストもマークしている。4バック採用時でもサイドバックとして高いレベルのプレーを見せられるだけに、新たな力として期待される。