シティFWアグエロ、“ボールを渡してもらえない”発言に英注目 「学校の幼い子供」
CLボルシアMG戦で後半30分から途中出場するも、味方から思うようにパスをもらえず
マンチェスター・シティのアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロは、現地時間16日に行われたボルシアMGとのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦第2戦(2-0)で途中出場するも見せ場なく終わった。「彼らはボールを渡さない」とコーチに不満を漏らしたとされるなかで、英メディアは「子供から聞かれるような言葉」と報じている。
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敵地での第1戦を2-0で先勝したシティは、ホームでの第2戦も前半12分、ベルギー代表MFケビン・デ・ブライネがペナルティーアーク右から強烈な左足ミドルを突き刺して先制。その6分後にはドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンが追加点を奪い、2戦合計スコア4-0でベスト8進出を果たした。
そのなかで、昨年6月に左膝の手術を受け、同10月にはハムストリングを負傷して約1カ月の離脱を余儀なくされたアグエロは、今季リーグ戦8試合で1ゴールと満足のいく結果が残せていない。この日のボルシアMG戦は後半30分からポルトガル代表MFベルナルド・シウバに代わってピッチに立ったが、フリーにもかかわらずイングランド代表FWラヒーム・スターリングが強引にドリブルを仕掛けてボールロストし、唖然とした表情を浮かべる場面も。デ・ブライネにスルーパスを要求するも、アルジェリア代表MFリヤド・マフレズが使われてシュートを放つなど、アグエロにとってはフラストレーションが溜まる試合となってしまった。
データ分析会社「オプタ」の数値を元にデータを展開する「SofaScore」によれば、アグエロのボールタッチは15分間でわずか3回。パスは3本すべて成功させたが、シュートもなく、仕事はほとんどできなかった。スポーツ専門局「ESPN」アルゼンチン版は、アグエロが試合後、コーチに対して「彼らはボールを渡さない」と不満を漏らしたと報じていた。
英メディア「GIVE ME SPORT」は、「『彼らはボールを渡さない』。世界的ストライカーではなく、学校で幼い子供から聞かれるような言葉だ」と指摘しつつ、同情の言葉も記している。
「しかし、今季のアグエロを気の毒に思わずにはいられない。怪我、新型コロナウイルス、ペップ・グアルディオラの起用。公式戦14試合の出場に制限されている。彼の契約は満了が近づいており、シティでの10年間は残念な形での終わりに向かっている」
ジョゼップ・グアルディオラ監督は、今後アグエロをどのように起用していくのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)